ニュースレター No.204 2016年8月27日発行 (発行部数:1390部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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このレターは、「持続可能な森林経営のための勉強部屋」というHPの改訂にそっておおむね月に一回作成しています。 情報提供して いただいた方、配信の希望を寄せられた方、読んでいただきたいとこちら考えて いる方に配信してます。御意見をいただければ幸いです。一般社団法人 持続可能森林なフォーラム 藤原 |
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フロントページ:建築関係者の木材利用への取組みー建築界協会JIA環境会議木材利用推進シリーズセミナー(2016/8/27)
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7月26日日本建築家協会JIA環境会議 木材利用促進セミナーVol.5「木造建築がつなぐ森林の循環」に参加して、「ウッドマイルズと木材のサプライチェーン管理」と題して話をさせていただきました。 日本建築家協会JIAは「建築の設計監理を行う建築家の団体」で「さまざまな社会貢献活動をしています」が、木材関係者のよく知るところでは、東京新木場の木材会館が2010年度に日本建築家協会賞をもらっています。 そのなかの、環境会議が木材の利用促進セミナーをシリーズで開催してきました。森林や木材の関係者が木材の利用促進の化活動をすすめる例は多いですが、建築関係者の団体の利用促進セミナーの概要は以下の通りです。
kokunai3-35(JIAmokuzai) ■いいねボタン
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農業と森林の緊密な関係FAO第23回林業委員会 (2016/8/27)
国連食糧農業機関FAOの林業分野の意思決定のため2年に1回開催されている23回林業委員会COFOが7月18日から23日ローマで開催されました。 議題は以下のとおり
国連森林フォーラムとか生物多様性条約、気候変動枠組み条約など国際機関で森林のことを扱う機関は少し増えてきましたが、国連食糧農業機関FAOが伝統的に森林のスタッフをたくさん抱え、主として途上国支援の見地からですが、国際的に森林の状態や行政の動向をウォッチしてきました。 その機関で2年に一回森林関係の意思決定をする場の議題のリストの情報からなにがわかるでしょうか。 今回の主要なメッセージは同時に公開された「世界の森林の現状2016」の副題となっている、「森林の農業ー土地利用の課題と期待」です。 少し詳しい内容は別ページに掲載しましたが、途上国の開発を進めるうえで重点が置かれる農業開発を進めていくうえで、森林や環境などに配慮した統合的な土地利用政策の必要性が強調されています。 4. State of the World’s Forests 2016世界の森林の現状2016(別ページへ)
引き続く熱帯林。転換の兆し これらの分析の基礎には5. Forests and trees and the 2030 Agenda for Sustainable Developmentに示されたように、昨年国連で合意された2030持続可能な開発目標などが引用され、途上国の貧困対策のためのキーとなっている食糧農業開発の土地利用上の問題点を、森林サイドからしっかり問題提起をしなければならない、という点があります。 各国の政策的な優先順位の中で、すぐにはお金にならない森林の問題をどのような視点から重要性を理解してもらうか。 この点に関して、地球環境問題という視点から、森林の大切さを訴求してきた中心はFAOの運動です(勉強部屋地球上の森林の状態)が、今回の指摘は途上国の国内問題をとらえて訴求の視点を増やしてきたといえるでしょう。 参考:前回の林業委員会COFO22についての、勉強部屋ページ持続可能な開発目標と森林の将来、FAO森林委員会での議論(2014/7/21)chikyu4-19(COFO23) ■いいねボタン
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世界の森林の現状(FAO森林白書から)(2016/8/27)
国際食糧農業機関FAOが2年に一回出版する森林白書が林業委員会に合わせ公表されました。 State of the World’s Forests 2016 Forests and agriculture: land-use challenges and opportunities6 今回の副題は「森林と農業と土地利用の課題と可能性」。
途上国向けのメッセージではありますが、地球の持続可能な開発のための課題です。 我が国の取り土地利用計画の中での森林の位置づけなど、重要なメッセージになるのではないでしょうか。 chikyu4-20(sofo2016) ■いいねボタン
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参議院選挙ー『林業経済』誌編集後記(2016年7月号)(2016/7/26)
roomfj <ringyoukeizaishi/hensyukoukin> ■いいねボタン
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熱帯で初めてのリオ五輪ー勉強部屋ニュース204号編集ばなし(2016/6/26)
リオ五輪が始まった。体操競技で金メダルをとった瞬間には皆で拍手をする。市民が属している多様で重層的な所属団体のなかで国家というレベルの団体の重みを感じるイベントです。 森林の減少が続く熱帯地域で初のオリンピックの開会式では、出場選手全員が渡された樹木の種をポットに植え記念植樹につなげるといった演出で森林の再生への取り組みがアピールさました。 視聴者が十数億人といわれる巨大イベントで地球環境問題や森林の再生の大切さが訴求されるのは重要なことです。 オリンピック憲章には「環境問題に対し責任ある関心を持つことを奨励し支援する。またスポーツにおける持続可能な発展を奨励する。そのような観点でオリンピック競技大会が開催されることを要請する。」とあります 東京オリンピックでは国産材をつかった新国立競技場の舞台にどんなメッセージが届けられるのか楽しみです。 今回中心となったFAOの森林分野の意思決定機関である林業委員会の情報は、出席した林野庁の担当者からフォローしていただきました。 国際的枠組みに関する森林情報が途上国の支援問題になるのは仕方がないことかもしれませんが、先進国の市場がどうなるか、というトピックスがほしいですね。 konosaito<hensyukouki> ■いいねボタン
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