地球温暖化と我々の未来__ブラジルアマゾンでのCOP30の結果を踏まえてー森林関係者への期待ー勉強部屋Zoomセミナー第4回報告(2025/12/30)

12月20日勉強部屋Zoomセミナー本年度第4回を開催しました。

ゲストに江守正多二さん(東京大学未来ビジョン研究センター教授)を迎え「地球温暖化と我々の未来ーブラジルアマゾンでのCOP30の結果を踏まえて森林関係者への期待」というテーマに沿って、お話を伺い意見交換をさせていただきした。

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江守正多さんは御案内のように、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)報告書主執筆者の一人をつとめる気候変動問題の第一人者で、気候科学研究者です。

その上、今回いただいた、自己紹介のプレゼンスライド(右の図)に記載されているように・・・・

「もともと、気候変動のシミュレーションをやったいたのですが、温暖化ブームで科学解説、懐疑論論争などに対応し温暖化政策論争で環境派vs経済派を観察•しているうちに、科学の政治的「中立性」、政策判断の価値依存などに興味を持つ」ようになり、市民とのコミュニケーションに力をいれるようになりました。(本日の登壇もその一環です・・・とは書いてありませんー藤原加筆)

市民とのとのコミュニケーションの実績紹介・・・右上の図の右側に記載している、YouTube面白いです。↓こちらのリンクからご覧になれます

20分でわかる温暖化のホント
地球温暖化はウソ 肯定派江守さんvs否定派?
今年の猛暑はもう限界だ
あと5年で地球終了

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講演タイトル:「地球温暖化と我々の未来ーブラジルアマゾンでのCOP30の結果を踏まえて森林関係者への期待」、いただいた公開可能なプレゼン資料にそってご紹介します。<すこし藤原が加筆:その部分はですます調です>

プレゼンの順番は以下の通りです

第1部: 地球温暖化と我々の未来(メインテーマ)
 記録的な高温が続く/ 人間の影響による温暖化には「疑う余地が無い」/ 温暖化でおこること/ 温暖化が進むと影響が深刻化し、地域差は拡大します/ 海面上昇は今後数千年続く/ 原因に責任の無い人たちが深刻な影響を受ける/ 国連 パリ協定 (2015採択)/ 現状の排出削減ペースはまったく足りていません/ 気候変動対策はSDGsとのシナジーが多い/ 選択と行動によって将来の世界が決まっていく/ 第一部地球温暖化と我々の未来(メインテーマ)のまとめ
第2部: ブラジルアマゾンでのCOP30の結果を踏まえて
第3部: 森林関係者への期待

((第一部 地球温暖化と我々の未来))

スライド3左の図

記録的な高温が続く!!

今年の日本の夏は特に上振れ

スライド4右の図

スライドのタイトルは「人間の影響による温暖化には「疑う余地が無い」

人間活動による温室効果ガス排出量はどんどん増えている(1850年から2019年まで)右の図の左、

産業革命前からの世界平均気温変化(右の図の右)

自然要因だけでシミュレーションすると、当該図の右下青い部分、実際の気温と外れる。人為要因と自然要因を合わせてシミュレーションすると、実際の気温とぴったり合う。だから、「疑う余地はない」(IPCC7第6次報告書)(今までの報告書は「高い確率で影響がある」など、初めて「疑う余地がない」になったそうです)

温暖化でおこること。左の図

洪水、海面上昇、森林火災、水不足、熱波

生態系損失、感染症、強い台風

森林火災、食料不足・・・・タクサン

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温暖化が進むと影響が深刻化し、地域差は拡大します(右の図)

二つの事例

1 生物種の損失リスクが、熱帯地方で増える上の図

左が1,5度C上昇、次に2度C上昇、右が4度C上昇の比較

2 高温高湿による人間の死亡リスクの差

死に至る熱中症を引き起こしうる日平均気温・湿度条件になる年間日数、が熱帯地域でどんどん増える

海面上昇は今後数千年続く(左の図)

排出量が「非常に高い」シナリオ(対策無し)
2300年の海面上昇が2~7m(南極氷床が不安定化すれば15mの可能性も)

排出量が「低い」シナリオ(~2℃安定化)

2300年の海面上昇が0.5~3m

原因に責任の無い人たちが深刻な影響を受ける(右の図)

横軸は国毎の一人あたり排出量(tCO2, 2019年)

縦軸は、国ごとの漸弱性指数(12の紛争リスク指数に基づいてFFPという団体が公表)

一人当たりのGHG排出量が少ない国が、深刻な影響ですね。

国連 パリ協定 (2015採択)左の図では

「世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求する」

「今世紀後半に人為的な温室効果ガスの排出と吸収源による除去の均衡を達成する」

ということがきましました。が・・・

現状の排出削減ペースはまったく足りていません(右の図)

縦軸が世界ぜ体のGHG排出量、横軸が時間(左が1990年、右が2100年)

青い→が、1.5度に向けたGHG排出量

肌色の→が、各国のネットゼロ宣言(2050年までにGHGゼロ)2度

赤の→が、」再エネ電源などがいまの、まま進行した場合

パリ協定を実現するには、大きな転換が必要です!!!が・・・

気候変動対策はSDGsとのシナジーが多い(左の図)

左の縦列ががSDGsの17項目

一番上の行が気候変動対策のカテゴリーごとの、緩和と適応

相乗効果シナジーの青が二律背反の茶色より圧倒的に多い

未來にむけて実施する温暖化対策(子や孫のため)の手法は、今の私たちの幸せにもつながります。

シナジー(相乗効果)
トレードオフ(二律背反)

選択と行動によって将来の世界が決まっていく(右の図)

IPCC6次報告書の最後に記載されている図です

左の出発点が現在で、青い左の線が、今からしっかり取り組めば青い線にそって、気候リスクが低く、公正な社会で持続可能な社会になっていく、頑張りましょうねということをわかり易く示しています。

この表の大切なところは現在まだ、皆が頑張って社会システムを変更して青い線に乗っているわけではいません。50年までにカーボンニュウートラルだとか言っているので、黄色い線なのかもしれませんが、ある程度黄色い線にのると、もう青い線にもどることはできませんよーということを指摘している図でもあるのですね。

第1部地球温暖化と我々の未来(メインテーマ)のまとめ

IPCCの最新報告書は要するに何を言っているのか(左の図)

気候変動対策は、人類にとって、やらないとひどいことになるだけでなく、早くやった方が絶対にいい。

そのために必要な資金も、技術の大部分も、人類は持っている。(風力発電、太陽光発で等エネルギ供給過程が例示されましたが・・・勿論熱帯地域の荒廃した森林劣化をとめる技術も持っています)

今すぐ急激に舵を切らないと、実現不可能になってしまう。

しかし、現状の転換スピードはまったく足りていない。投資もまったく足りていない。(3倍から6倍スピードアップさせないと・・)•
インフラや社会システムが化石燃料依存のパターンから抜け出せていない

脱炭素化の敗者を産み出さないように配慮して進めなければいけない。(」以下のシステムで儲かっている人もいるけど、配慮して・・・)

⇒社会の「調整スピード」を加速する必要がある(皆さん一緒に相談していきましょう)

((第2部COP30 ーブラジルアマゾンでのCOP30の結果を踏まえて))

右の図COP30の結果

•「化石燃料からの脱却」の言及無し(二年前にグローバルストックテイクで全体の成果が評価され、それにもとづく、、行動計画作成などが検討されてきましたが、結果が公表されるところまでいきませんでした)

1.5℃目標の堅持したのはよいところ(ですが実質的にはオーバーシュート前提)

2035年までに適応資金3倍増への努力(大きな議題だったけれど、30年までといううのが35年までに努力)となりました。)

熱帯林保護基金TFFF設立!!!

いままでは、熱帯林問題の対応は先進国が途上国を支援するという(REDD+)等のシステムだったが、ブラジル等が主導して、途上国が自分でも拠出する、そして民間資金も参画という新しいシステムが出発したので、」評価する人が多い、重要なプロジェクトです)

気候変動に関する情報誠実性宣言」というのが合意されたのは大切な成果です(日本は不参加)
誤情報、偽情報、ヘイトスピーチの拡散から生じる危害を抑止するための緊急行動に向けた提言を国連が発表 ― 「情報の誠実性のための国連グローバル原則」は、AIの進化がもたらすリスクに対処(国連広報センターの説明)
(:温暖化は詐欺だという人がいるのでその対応??藤原の加筆部分)

米国代表団の不在(来て邪魔するより良かったという人もあり)(米国は国の主導する資金拠出は絶対しない)

適応世界目標、市場メカニズム等の議論の進展

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COP30の所感(江守さんの個人的コメント2点)右の図

<1>化石燃料からの脱却の新たな道を探ろう
産油国のいるところで「化石燃料からの脱却」を合意するのは無理では(COP28はUAEドバイ産油国で開催だったので例外だった?))・・・・(先進国の市民の役割が大切です)
コロンビアとオランダが4月に開催する脱化石燃料の会(+ブラジル別のトラックで議論する????といっているのでそれも)に注目

<2>すごく困難な道を歩もうしていることを覚悟して
•1.5℃を超えても、オーバーシュートの高さと期間を最小限に留めるべきという認識は妥当•(1,5度にこだわることは大切!!)
・ただし、オーバーシュート後半(世界平均気温の人為的な下降のための相当な規模のネットネガティブ排出人為的な温室効果ガス吸収量が排出量を上回る状態?)の難しさが共有されているか心配(森林の吸収量がその一部を担うことは間違えないが、それだけでは全くたりないので工学的に吸収するというビジネスが成立してそれが儲かる状態になるような社会を作れるか?GHGを吸収するためにエネルギーの何割かが使われる??そんな社会をだれも想定していない・・・

((第3部ー森林関係者への期待))

COP30の期間中にGlobal carbon budgetという報告書が公表され、森林関係者には大切な情報もあるので、以下お伝え

炭素排出量は大気と陸上および海洋の炭素吸収源に分配される。
総排出量と総吸収源(吸収先と大気中にとどまるか)の「不均衡」は、活発な研究分野(多彩な研究が行われてる)である。ー

真ん中の線の
<1>
上側が、排出量(上が化石資源燃焼の排出量+下が土地利用起源)ー
<2>
下側が、sink行き先(上から海中の吸収、地上の吸収、大気に残留)

(江守さんのコメント1)

上の排出量が最近少し平らになっている(排出量合計が増加が止まっている)のは土地の排出量が少なくなってい来たから・・(全体の枠組み評価に森林が影響を与えるか統制があるので頑張ってというメッセージだと思います(藤原加筆))

(江守さんのコメント2)

最近測定【推定)方法が変化したので、海中の吸収量が増加した形になっている。昔は土地が排出量の3割を吸収していると言われていたが、最近は2割

Regional patterns of land-use change emissionsというスライド右の図(土地利用変化による排出量の地域的形態

左半分にあるようにブラジル、コンゴ、インドネシアなどが排出地域(赤い点)、中国は植林が進んでいるので、青(吸収量が多い)

右半分で国別の推移を表示。中国が近年植林が増えているということがわかるが、中国の植林は単一樹種の拡散ということで、ネガティブに見る見解も広がっている

ーーー「最後森林に関する大切な情報です」と江守さんがいわれて、紹介されたのが次の図左

タイトルはMapping of global carbon cycle model land flux definitions to the definition of the LULUCF net flux used in national Greenhouse Gas Inventories (NGHGI) reported to UNFCCC

和訳すると:地球炭素循環モデルの陸域フラックス定義と、UNFCCCに報告された国別温室効果ガスインベントリ(NGHGI)で使用されているLULUCFネットフラックス定義とのマッピング

本分を和訳すると:管理林における自然フラックス(2014~2023年で年間-6.9 GtCO2)を土地利用由来排出量(年間5.0 GtCO2)に加えると、GCB2025の推定値(年間-1.9 GtCO2)は各国報告データ(年間-3.8 GtCO2)に近づき、陸域CO2フラックスの人為的炭素予算推定値をUNFCCCパリ協定に基づくグローバル・ストックテイクに直接結び付けます。(ごめんなさいわかりづらいです)

以下この図に関する江守さんのコメントです

「人間活動に由来する土地利用の吸収をどう把握するかについて、定義が混乱している」と言われている。

つまり、右の図で例示すると・・

森林起源の吸収量は二種類ある。

A人為起源の吸収量(排出量)と、B自然由来の吸収量(排出量)。

右の図上の左二つがA

つまり、人為的に森林を破壊して森林に昔固定されていた炭素がCO2として放出された排出量(左一番上)や、人が破壊された森林を植林してその結果増えた吸収量(左の上から二番目)これらがA

そして、右の図上右の上がB.

つまり、管理されていない天然林の吸収量(や雷に起因した山火事による排出も)B

そして各国が提出するNDC(排出削減の現況評価報告書書)に記載す土地利用の吸収量は人為起源のという制約があるが(上の日本の図も)グレーゾーンが含まれているかいないかがわかりづらい

森林関係者も含めてに是非検討してもらたい点である。

以上が毛利さんのプレゼン内容でした。

←いただいたプレゼン資料をこちらに置きます

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((ダイアログセッションー質疑の時間))

(当日お話したことと少し違ったことを記載している部分があります(加筆)が、いおうと思ったことは以下の通りですー少しずるい?)

たくさんお聞きしたいことがあるですが、まず、プレゼンの最後に毛利さんから重要な問題提起があったので、忘れないうちに、そのコメントといって、以下の話から始めました。

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コメントfrom藤原:江守さん最後の問題提起、「NDC等の中で森林吸収量をどうカウントするか?整理できてないのでないか?」についてですが、日本のNDC作成過程を勉強部屋でもウオッチしています。最近いままで計測していた森林の吸収量の数値が、実際の吸収量より少ないことが明らかになりそれを根拠に最終報告では吸収量が多くなったりして検討が必要になっていると思います(後述します)。丁度毛利さんから重要な問題提起があったので、これをきっかけに議論をしていきたいです。以上がコメントですが

さらに、藤原の考えていることを加筆すると、

グレーゾーンの指摘にもあるように、管理したかどうかを区別するとなると、間伐の管理でいうと、間伐した後の成長量と、間伐しなかったときの成長量を推定して差し引くという作業が必要です。そのような手続きはしていません。他の国がどうしているかはわかりませんが・・

エネルギーの排出削減が人為的なのは解りやすいが、森林吸収量が人為的かどうかはわかりにくい。天然林でもしっかり管理して天然林を保全したのは、人為的なのでないかなど議論してもわかりにくい、だから、森林吸収量は人為的かどうかという議論をするべきではないという議論もあるでしょう。

そんなこともふくめて、議論をしていきたいです

Q1_from藤原:1 あらためて気候 変動問題がいかに、重要な問題かということを再認識しました。伺いたいのは、トランプ大統領が、国連総会で国連総会演説で気候変動を「詐欺」と発言しました。過去に世界で一番GHGを排出してきた国の大統領にショックでした。そのような動向が広がる可能性と対応策などについて伺いたいです。、

A1_from江守さん:化石資源業界の人は、系統的に反対の議論をしてきて、情報を流してきた。トランプ大統領もその人たちと同じグループで、詐欺だというような言い方は、最初から分かっていた
エネルギー省DOEは今年7月に報告書を作成した。論文を引用した人たちが、これはおかしい、あれはおかしいということ議論があったとか。ということでアカデミアの人たちは、トランプについていってはいない。
ただ、米国には「文化戦争」という局面もある。保守系の集団だったり、基本的には規制を嫌うグループ、宗教的保守の人、そういう人を巻き込んで「気候変動なんて嘘だよね」といった文化的なグループができているというやっかいな側面がある。

Q2 _from藤原:IPCCについて伺いたい。江守さんも執筆に参加されていますが、どんな手続きで作成され、特に学術関係者の中での批判的な意見も含めて、どんな権威があるものですか?関連し「疑う余地がない」、「確認度が高い」、「高くない」とか、・・・色々かっこ書で評価されているが、これはどんなプロセスですか?

A2 from江守さん:不確実の表現はルールが決まっていて二種類ある。コンフィデンスレベル(信頼性が高い低い=証拠の数と一致度)、ライクリフッドレベル(可能性が高い:定量化できる場合66%以上が・・99%以上が・・・)といった判断を示している
執筆過程で専門家がオープンにいろいろ意見を聞く機会があり、そのすべてに回答するプロセスもあるので、個人的な評価ではないと認識してほしい

Q3_from藤原:COP3の評価に関連して、森林関係者はブラジルアマゾンでやるとうので、注目していた。TFFFFというのができたので先進国が途上国を支援するだけでなく、南の国も主導して、政府だけでない企業の参加もふくめた枠組みができた。大きなことだと思った、これを進めるにあたって何かコメントがあれば

A3_from江守さん:輸出用の食料生産をするために、森林を破壊しているような局面なので、先進国の市民としては大切な局面なのでないか?

(藤原がここで、森林破壊しない食品にラベルをはって選別して選択するもの重要ですとコメントしたら・・・)勿論市民の選択もあるだろうが、もっとしっかりした行政も入った枠組みが必要という指摘が江守さんからコメントがあったので、私から以下のようなコメントをしました。

コメントfrom藤原:地球サミットの時に森林条約を作ろうとして、途上国の反対でできなかった。その時の枠組みは持続可能な木材の枠組みをつくり。そうででない木材は輸入禁止(オゾン層破壊に対応したモントリオール議定書がモデル)といった提案だった。それが出来なかったので、木材の場合環境NGOの人たちが森林認証システムを作り、市民と環境団体が悪い木材を排除するラベルを作り大きな役割をはたした、という、歴史があります。今後の発展を考えたとき、江守先生のご意見は大切にしてまいりたいと思います

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(参加者からの質問)

全部は答えられなかったのですが参加者から質問をいただきました。ありがとうございました

Q+コメント A
森林COPといわれるようなCOP30だったけれど、前進したと思いますか? TFFFのような基金ができ、アマゾンで実施されたこともあり、マスコミが緑や森林と気候変動のことをしっかり報道していたのでよかったのではないですか。会場に行った人に聞くと、先住民の人たちがいろいろなアピールをしていたといっていたし、よかったのではないか?
お話をきいていて、TCFDだけでななく、TNFDが重要だと再認識したけれど、TNFDは広がっていきますか? (藤原から)企業の環境性能開示の動きは広がっている。社会的な約束を果たすCSR部局などを作る動きになっているし、その部局の力もつよまってきているので、明らかにTNFDなどが開示される動きが増えてくるだろう。
AIが増えていくが、これが気候変動に与える影響はどうか? AIが増えるとエネルギー需要が増える。それと化石資源の関係だが、アメリカではデータセンターの電源で旧来の発電所をやめるのをやめたという報道もある。が、「基本的にはエネルギは再生エネルギー供給という方向になってきているので、そんなに化石資源との関係はないのではないか?という意見もある。いろんな考えがある。AIが進むとスマート化が進むという議論もある
米国は弱肉強食が続いている、中国も排出大国「なぜ「化石賞」でないの」、忖度されるのかわからない 国際的枠組みと気候変動対応の関係について、いままでは、喧嘩してても気候変動だけは一緒にやろうねというところがあった。バイデン政権時代米国と中国は仲が悪くてもパリ協定を一緒に。ロシアもNDCはしっかり出してくる。中国は排出量な世界一だが、一人当たりの排出量はそんなに多くはないので、化石章ということもないんでないか?
トランプ後はどうなるか? 民主党はよい候補がいない?反対する人が多いが、楽観できない、読めない
森林について、極相化したら(森林が成長しこれ以上成長しなくなった森林)、吸収は止まるか?
また森林をテーマとしたクレジットの将来をどう思うか
極相林の話は、単純でなく二酸化炭素が増えれば吸収が進むという側面があるので簡単でない
クレジットは外国では自分の会社の排出量をゼロにするのは、外部の森づくりの費用をクレジットで購入して排出量をゼロという動きがある。森林クレジットは安いので広がる要素がある
(藤原が補足)日本の場合はどんなになったら極相林になるとかというのが議論になっている。結構高齢級になっても成長するデータが出てきている。、そんなことを念頭に検討してほしい
クレジット日本の場合は、森林を増やしてクレジット化するというプロジェクトがないので大変。先生が話した米国のように、海外の森づくりを支援するという活動は、可能性があるだろう
 林野庁ガイドラインで持続可能な証明もできるのか?  システム上できないことはないが、準備期間などが必要でしょう。
買う方が要求すればできないことはない。
REDD+いついてコメントが欲しい 気候変動対策として、いままでの途上国支援の森林支援策であるREDD+は政府間の先進国から途上国への支援だった、、今回のブラジル主導のTFFFは、インドネシアなど途上国も主導、しまた、民間もいれたもの
「温暖化論の誤り」などといった書籍ありますが、いかがなんですか? オーロラの専門家である赤祖父さんの本、ですね。温暖化論としては20年も前の出版物で、現時点で学術的な根拠はありません
 解決に向けた良い話は?  エネルギーは再生エネルギーが主流になってきた。また、日本では気が付きにくいが、電気自動車が増えている。
再生エネルギーの話は、気候変動問題以外にも、エネルギー安全保障、市民生活の利便性(家の断熱性)、地域のエネルギー自立、営農型のエネルギー等いろいろ、拡がりがある
10代の若い人が温暖化問題に関心を示している(学校教育の成果)
サッカーのJリーグが応援している(Jリーグ気候アクション
 江守さんの最後のコメント  お話した気候変動問題のなかで、森林の取り扱いは大切な課題。森林の課題は高齢化など色々問題があって大変だと聞いているが、是非課題を解決し、今後とも吸収量の確保や、木の利用などに取組んでほしい
 藤原の最後のコメント 良い話の関係で一つ。江守さんから風力発電・太陽光発電の動向が示されたが、IPCCでポテンシャルの大きな5の技術のうち、2つは風力発電、と太陽光発電のエネルギー分野だが、後の3つは農林土地利用分野!!

以上で、ご報告終わりです

((江守さんから森林関係者への宿題))

温暖化問題を市民にかたっている、江守さんにとって、第一部、第二部は普段お話されていることなので、説得力のあるわかり易いお話しでした。

その毛利さんが、普段あまり機会がない、森林分野の人たちに期待しているメッセージをまとめてみましょう

森林の排出量は地球全体では減っているが、もうひと頑張りを

森林を含む取り利用変化の吸収量の2割だが、土地利用変化の排出量の増え方が減ってきたので、全体の気候変動の取組へ影響を与えています。

森林破壊や劣化が進んでい地域は、熱帯林のブラジル・インドネシア・コンゴなど最近のデータでよくわかってきているし、ブラジル主催のCOPで途上国が資金集めなどをするプロセスが提示されるようになってきました。先進国の市民や企業がそれらを支援するプロセスが、色々見えてきている(はず)。新規設立した熱帯論保護基金TFFFへの企業や国の資金提供の道筋、森林破壊のない農産物の消費拡大など、いろいろるので具体的な手立てを深めて欲しい。

自然由来の吸収量と人為由来の吸収量の峻別問題

これは難問ですね。過去の経緯で森林でない土地利用の所を森林にして、吸収量を確保する人為由来の吸収量はわかり易いのですが、森林だったところを管理して吸収量を積算するのは、難しい点が沢山あります。

林野庁もこの問題の重要性を訴求するためネット上に需要な情報を以下のように公表しています

森林吸収量に係る算定⽅法の改善方向について (中間とりまとめ)(2024/11)
森林による二酸化炭素吸収量の算定方法について(もう少し前)

前者が最近提出したNDCの森林吸収量を前回から改善した根拠を示すものです。後者は企業が森づくりに協力した場合の吸収量の積算方法ですが・・・前者の改善点が、後者にはまだ反映されていない(多分)など検討課題がありりそうです

江守さんが指摘された、グレーゾーンがどう取り扱われているか、などを手掛かりに、すこし勉強をしてみましょう

・・・・

(森未来と連携)

素晴らしい内容を多くの方の共有できるように、持続可能な森づくり向けたビジネスネットワーク構築を進めている株式会社森未来さんと、共催企画としました。

zoomの設定とか、皆さんへの案内、アンケートの回収など、大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いします

konosaito3-46<zoommt25-4threpo>

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