森林問題をグローバルな課題に統合:国際林業研究センターCIFORのイベントから(2012/7/16) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
インドネシアのボゴールにあるCenter for International Forestry Research (CIFOR 国際林業研究センター)は林業関係の国際的な研究機関としては唯一のもので、特に途上国の林業開発の課題に積極的に関与してきました。 CIFORが6月19日に会場近くのホテルで開催した「森林に関する第八回円卓会議inrio+20、森林問題を持続可能な開発のグローバルな課題に統合」は、二つの分科会と全体会合を含む大きな会合でした、 分科会は、リオ+20の準備段階で脚光を浴びていた水、エネルギー、気候変動、食糧といった持続可能な開発のテーマに沿って技術課題ごとの研究成果を披露し、森林がどのように重要な関わりを持っているかを明らかにし、全体会合はリオプラス20の枠組みに関する政治的な議論という、、リオ+20の枠組みを正面からとらえたものです。
全体を通じて、森林の課題がリオ+20の中で十分に評価されていない、という問題意識を明確もった、テーマ設定で、世界のこの分野をリードするというセイオア理事長以下の意気込みが伝わりました。 (参考リオ+20成果文書素案(ゼロドラフト)(英文、和訳)でのグリーンエコノミーの記述、「我々は、持続可能な開発及び貧困撲滅に関連するグリーン経済が主要目標、特に 貧困 撲滅、食料安全保障、健全な水管理、現代的エネルギー・サービスへの普遍アクセス、持続可能な都市、海洋管理、回復力改善及び災害への準備並に公衆衛生、人的資源開発 及び青少年のため雇用を 含む雇用創出に資する持続的、包含的 かつ公平な成長どの優先事項、の達成に寄与すると確信している。」など主要な優先事項に森林が抜け落ちていた。) CIFORが会議のために作成したコンセプトノートがCIFORのウェブに掲載されていますが、リオ+20の準備段階から森林がどのように取り上げられてきたのか(軽視されてきたのか)、それに対してCIFORを中心とした関係者が、どんなに主張してきたのかがよくわかり、今後の取組に関しても大変参考になります。 要約を記します
会議の記録が動画で配信されています(こちら)
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