早生樹・エリートツリーの可能性(2019/4/20) | ||
3月4日開催されたシンポジウム「「早生樹・エリートツリーの現状と未来〜その可能性と課題を探る〜」に出席しました。 成熟してきた国内の森林の次世代づくりで、市場との連携をとりながら事業が進む前提として、低育林コスト、短期の資金回収期間という二つの大きな課題に挑戦するわかりやすいイベントです。 左の図は、全体を取り仕切っていた、森林総研の宇都木ディレクターの総括報告早生樹とエリートツリーへの期待と課題から、「短伐期付加価値、下刈り省略による低コスト育林、超短伐期エネルギーの三つの目的を間違えないように。」 センダン、コウヨウザンなどといった未利用の広葉樹である早生樹、スギやヒノキの選抜育種の結果から得られてきたエリートツリーをつかった最新の情報が提供されました。プログラムは以下の通り
将来の課題を担う研究機関と行政機関の専門家の方々の中に、今の課題に取り組むビジネスの最前線からパナソニック住宅建材部門のビジネスの関係者中ノ森哲朗氏(パナソニックライフソリューションズ創研株式会社上席コンサルタント)(PDF : 1,767KB)が一人。とうとうそういう時代(次世代の森づくがビジネスの課題になる)になったのか!!! 中ノ森氏のプレゼン資料から一枚掲載↓ あとで、別途話しを伺う機会がありましたが、「パナソニックの住宅建材部門では、無垢や突板の木材を中心に動いていたが、2006年頃から基材(合板やMDF)の表面にオレフィンシートやペットシート(石化シート)に木目を印刷したシートを貼る製品が主流化してきたが、それはオカシイとして再び無垢材や突板をつかったものに復帰する必要を感じていてそこで、日本の早生樹が重要な役割を果たすはずと、考えて活動をしてきた」のだそうです。 是非こちらをどうぞ→ 「利用者側のアプローチ〜センダン・広葉樹への期待〜」中ノ森哲朗氏(パナソニックエコソリューションズ創研株式会社上席コンサルタント) もちろんそんなタイミングで、林野庁が主催したタイミングの良いイベント。みなさんの話しの内容は、聞き応えがあします。シンポジウム「「早生樹・エリートツリーの現状と未来〜その可能性と課題を探る〜」にどうぞ。 kokunai8-6 <sosejuEt>. |
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