どうなる?日本の森林-暮らしを守る森」ゆくえ(「生活と自治」誌特集)(2020/4/15)

生活クラブ事業連合生協連合会の月刊誌「生活と自治」誌12月号に「どうなる?日本の森林『くらしを守る森』のゆくえ」という特集が掲載されています。

森林政策は、川上から川下までのサプライチェーンを構成する多様な関係者の利害・関心事項が調整される過程で形成されていきますが、もっとも川下のエンドユーザで圧倒的多数が消費者、「生活者の視点」を自負する、月刊誌の特集の内容。

ものすごく新しいことが書いてあるわけではありませんが、将来の森林林業政策のドライバーとなる、関心を深めてきた最も多数の消費者の問題意識は?

ネット上に情報は掲載されていないので、、編集委員会の同意をいただき、内容を紹介します。以下「生活クラブ連合会発行 2019年12月号「生活と自治」No.608」が出典です。

特集1 相次ぐ林業の法改正、背景には何が?(PDFファイルこちらから
アベノミクスの成長戦略の柱の一っだった農業改革。その改革の手は、農地から森林へと向かった。林業界に求められる「成長」。その物差しは、木を大童に伐採する木材生産量か。それとも環境保全型の新たな担い手の増加なのか
国有林伐採の法律が成立/ここでもコンセッション/淘汰される小規校林業者/担い手育成に税金泊川を

特集2 若者に未来を託す町。「自伐型林業」で地域活性(PDFファイルこちらから
森林を管理する担い手の育成は大きな課題だ。法改正の目指す大規模化の方向とは別の、森林を守る方法はあるのか。町の財産である町有林を生かしながら、地域住民や移住者とともに小規模分散型林業を実践し、森林と集落の暮らしを守る鳥取県智頭町の活動を取材した
若手林業者に山を開放/いかに安心して経らすか/「山番」が森を守る

特集3 聞いてみました!水ジャーナリスト橋本淳司さん(PDFファイルこちらから
遠くにあって眺めたり出かけて行って森林浴。そんな癒やし効果ばかりが注目される森林だが、実はそれだけでなく、私たちの著らしを守るさまざまな役割を果たしている。水ジャーナリストとして多角的に水の問題を調査研究してきた橋本淳司さんは、水という視点からみると、防災や水源供給など、多くの人の暮らしを支えるその重要性が見えてくると言う
都市と森林の密接な関係/流域を知り、森林を守る/都市と森が支え合う

特集の一括したpdfファイルはここちらから

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現在の森林の次世代の森林をどように創っていくのか?やる気のある大規模の事業者が出てきてそれに任せて皆伐・再造林/ESGに依存?した持続可能な森林づくりで大きな林業が成立するには何が必要なのか?自伐林家が間伐を繰り返して長伐期林の森林を目指す小さな林業の道筋は?

戦後行われた1千万ヘクタールの造林地の森林づくりが燃料林の皆伐造林というローカルな活動がドライバーだったとすると、それから50年たった次世代の山づくりは都市の住民の理解と協力に係っています。大切なプラットフォームだと思います。

kokunai9-4<seikatutojichi>

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