縦ログ・パネルログ構法ー南会津発_地域の木と地域のコミュニティを活かす建築工法の提案(2020/8/15)

コロナ渦で外出自粛が続く中、7月15日成長産業化、縦ログ構法、パネルログ構法と山村地域から全国の情報発信をしている南会津を訪問しました(この地域で活動してきた大日本山林会の餅田副会長に同行)。

行った先は、500人ほどの人口のうち150人ほどが移住者という南会津針生地区(はりゅう)地区(はりゅうウッド村です)の芳賀沼製作の会議室。

成長産業化地域の事業のコンサルタントをしているみなみないづ森ネットワークの皆さん方と、懇談。

「里山資源は全て使う!」アロマオイル薪(エネルギー)、玩具、雑貨、家具の販売など幅広い活動をされているのをあらために知りました。

それは大切なテーマなのでまた、見ていきますが、今回は前から気になっていた(南会津地域の縦ログと森林認証の広がり(2016/12/24))、木造建築の新たな構法、縦ログ、パネルログを話を中心に。

(ログハウスを進化させー縦ログ構法からパネルログ構法)

丸太(や柱材)を横にならべて井桁に組んで交差部分に切り込みをいれて建築するのがログハウス(丸太組構法)。(木材の機能をそのまま活かして、厳しい外部環境から遮断した快適な居住空間を作る)

ログハウスのもととなる構造材を縦にするのが、縦ログ構法。無垢の柱を横断してボルトで締めてパネルにして建築部材として現場で施工(右の図参照)。

縦にすることによてログハウス特有の間取りの制約から開放され、自由な住宅設計が可能なログハウスの進化版!

それにちょっとした加工過程の工夫をして、全国への普及を視野にいれ安定した供給を可能にしたのがパネルログ構法。(右の図参照)

地元の木を確り使って地元の技術で快適な家造り

合板や集成材、CLTのように工業部材として加工過程を重ね品質と形態の安定性をたかめた建築用部材と違って、地元の木を、地元の製材工場と地元の大工の技術(地域の技術)で、現場で施工する建築部材ができる!

そもそも接着もしない無垢の木材をそのまま連結することで、木造建築の部材としての構造材、断熱材、そして内装材にそれ一枚で対応!!

木をたくさん使い、ローテク技術、地域の木で

縦ログ構法をひろめよう

上の図は、頂いた資料から、南会津で開発れた縦ログパネルログがいかに地域の成長産業化に貢献するか!思いのこもった図です(次世代のログハウスPANELLOG(カタログ)より)

(南会津の発の新たしいビジネスの可能性)

いずれにしても、皆さんの話を聞き、資料をいただき南会津から、日本全国を視野に入れて、あるいは輸出も視野に入れたビジョンが提示されているので、半日の行程で自分でわかることをとりあえず、記しておきました。

参考資料を掲載します
次世代のログハウスPANELLOG(カタログ)
同(設計施工マニュアル)
株式会社芳賀沼製作活動紹介

わかりやすいコンセプトなので、興味津々。地域に貢献するといってもどの程度貢献しているの?南会津に蓄積されたデータがもう少しありそうなので、山側、消費者側もう少し具体的なデータで整理していきますね。

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