少し時間がたってしまいましたが、会員制寄稿誌「日本の森林を考える」(通巻19号2月号)に表記の論考が掲載されています。筆者は、「21世紀の森を考える会」。
私なりに論旨をまとめてみると、@現在の林業を巡る状況をポジティブに考えると、あと20年ほど現在の森林が一定の整備をされて高蓄積の人工林になって行けば、循環型の森林経営を支える基盤となることが出来る。Aその移行期を次への飛躍を準備する期間とするカギは、各地域に所有者に信頼され森林整備をリードする事業者が生まれるかどうかが握っている、の2点に集約されます。
それを実証するためのパイロットプロジェクトを日本列島の中心に位置し、日本の山々の象徴である富士山麓に立ち上げたいと呼びかけています。
いままで、林業構造改善、地域材の推進など、林業分野の大きな構想は国や都道府県など行政主導で描かれてきたものですが、経済同友会の「森林再生とバイオマスエネルギー利用促進のための21世紀グリーンプラン」をベースにしたもの。
筆者と出版社のご理解をえて、全文のpdfファイルをこちらにおきます。
同誌では最近出された最新号に特集をしています。 kokunai6-4
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