「地域森林とフォレスター」ー日本の森林の明日は市町村のフォレスタ―が担う(2023/5/3)

愛知県豊田市に勤務する、鈴木さんが出版された、本が刊行されましした。

題して「地域森林とフォレスターー市町村から日本の森をつくる

森林のガバナンスがに気になっている勉強部屋、ガバナンスの中心となる市町村の(未来の?)フォレスタ―への応援歌、読んでみました。

 章立て  心に残ったフレイズ
 第1章 フォレスターの心構え 地域の歴史から学んで森づくりをすすめ、積極的に情報発信を
 第2章 フォレスターの「超」基礎技術 「地域の知」を継承するする鍵を握るのは、フォレスタ―の雑談力
 第3章 市町村林政の実際 市町村では担当職員の人が少なく、専門職でない。人材育成と体制整備が急務
 第4章 市町村フォレスターの政策方針の設定 方針作成は森林林業だけでなく、 地域の主要産業と森を結びつけることが大切な視点
 第5章 市町村フォレスターの施策形成  外部のキーパースンを施策形成に参画してもらい、補佐し、自治体とつなぐことが大切
 第6章 フォレスターの未来  人づくりと多様な視点から地域森林の目的を議論する、「地域の総合力」が問われている。

市町村の現場にはいって、地域森林の管理を担おうという方には、さまざまな角度からの議論が展開されていて、本当に参考になるでしょう。

森林のガバナンスがどこの国でも大変なのは、人の住んでいない国土の隅々まであって、管理することが難しいから。だから、行政組織の最先端の市町村のフォレスターが決定的に重要ですよね。

そこを知り尽くした、筆者が今後フォレスターになろうかな、という人たちに贈る本

この本の売れ行きが、日本の森林のガバナンスの明日をきめるかも

今後、森林のゾーニングなど、具体的なテーマにそった続編を期待したいです。

kokunai7-4<forestertiiki>

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