大企業が森林に関心を持つ新潮流などー林政ジャーナル紙掲載(2024/2/8) |
日本林政ジャーナリストの会が発信している林政ジャーナル紙最新号2024年1月22日No,65号が刊行されました。 目次は以下の通り 目次 標記小論を掲載されていますので、了解をえて掲載します ーーーーーーーー 大企業が森林に関心を持つ新潮流ーグローバルな動向と日本の林政一 ーーーー 木材利用や森林にビッグビジネスが関心をふくらませている。これは最近の林政動向に関連する重要な話題である。 図1(右)は、林業経済研究所が林野庁の委託事業によって作成した「企業による森づくり見える化シート」のダウンロード数の推移。 2020 年6月に菅総理が「2050 年までにCN (カーボン・ニュートラル)」と所信表明してから急増している。企業が環境関連情報を開示すべきとする国の政策と国際的動向が背後にあると思われるが、その辺をすこし分析・考察してみたい。 (企業の情報開示に関する国内措置の新展開) 「企業内容に当の開示に関する内閣府令」が2023 年5月に改訂された。そして、「有価証券報告書にサステナビリティ情報の「記載欄」」を新設すべきとして図2のような開示事項が示された。 上記の内閣府令の4つの構成要素は「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」。 もともと国際的な仕組みであるTCFD : Thskforce on Climate-related Financial Disclosure (気候関連財務情報開示タスクフォース=企業の気候変動への取組・影響に関する情報を開示する枠組み)というところが提唱してきた仕組みである。 (移行リスクと物理リスクの計6種で分析) この仕組みがどんなことをいっているか?ということを調べてみると、内閣府の意図も明確になろう。私がTCFD の内容を森林目線で調べて学会報告したことがある。その内容を図3で紹介する。 TCFD は図2でいう「リスクの管理」という部分を A移行リスク(気候変動を防ぐための方策に関する自社へリスク)と そして、前者を このように企業の動向は森林にとってもいろんな影響を与える可能性があり、海外の環境情報開示の動向をしっかり見据えていく必要があろう。 さらに、TCFD は気候変動だが、生物多様性に関してはTNFD (Tasjforce on Naturerelted Financial Disclosures :自然関連財務情報開示タスクフォース)というという動きもあるので、しっかり皆でフォローしてまいりたいと思う。 私が運営している「持続可能な森林経営ための勉強部屋」というサイトでも情報整理しているので、参考にしていただきたい。 ーーーーーーーーーーーーーー ーーーー以上です さらに、別の目次に関心のある方は、・・・ 日本林政ジャーナリストの会に入会されると最新版のニュースレターが送られます。 日本林政ジャーナリストの会事務局(office@shin-con.jp)にご相談ください。 以上ですkokunai4-66<daikigyou_rinJ65> |
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