令和3年度森林林業白書ーちょっと気になるグリーン成長と木材利用(2022/7/15) | |
6月24日日本林政ジャーナリストの会が主催する会議に出席する機会があり、林野庁の関係者から本年度の森林林業白書に関するレクチャーを受けました。 ジャーナリストに対する行政関係者の最近のトピックスに関する説明会。よくあるイベントなんでしょうが、私がなんで出席?勉強部屋の情報媒体がジャーナリズムとしての認知を受けた? 私も歴史のある、日本林政ジャーナリストの会の会員になったんですが、その辺のいきさつは、別途ご説明するとして、同会の幹部の方の心遣いをいただき、フォーマルな行政情報をしっかり受信するルートが一つ増え、よかったです。 前置きはそれまでにして、今年の森林林業白書の内容は? (白書って何?) ご案内かもしれませんが、白書は、森林林業基本法第10条(森林及び林業の動向に関する年次報告等)に「政府は、毎年、国会に、森林及び林業の動向並びに政府が森林及び林業に関して講じた施策に関する報告を提出しなければならない。」と記載されているのが根拠となった、国会報告なんです。 内容が面白そうでないですね。でも、国民向けに読んでもらおう、意気込みが伝わるのは、冒頭のトピックスと特集ページです。 (今年の特集は、木材利用拡大)
これが、その一覧表ですが・・・トピックスの2番目と、二つの特集が両方とも木材がらみです。 (木材需要拡大特集の内容は) 特集 2 グリーン成長のカギを握る木材需要拡大と木材産業の競争力強化の内容を少しご紹介 1 木材需要拡大と木材産業の競争力強化によるグリーン成長の実現 2.建築分野における木材利用の動向 3.木材産業の競争力強化 4.課題と対応 以上です そんなに新しいことがちりばめられてはいませんが、木造高層建築など都市の森づくりなどにむけた、グリーン成長を目指す民間企業の動向など楽しみですね。 (質問があります!) レクチャーを聞いて、疑問が一つ。ジャーナリストの会議だから、厳しい質問は前提のはず、と思って手を挙げて聞いてみました。 Q「カーボンニュートラルを念頭においたグリーン成長の中で木材の利用拡大の話はタイミングのよい特集だと思います。ありがとうございました(前段おわり)。 ところで、木材と環境の文脈の中で、クリーンウッド法について言及がないのは何故ですか?5年目の検討期間にはいっているので、いまホットなトピックスなんでないですか?」 A「本件は本文の135ページに「違法伐採対策」という節があり、記述しています」 (「なぜ、特集でないんですか」という再質問はしませんでした。) 来年度までには、クリーンウッド法の改正もあって?、特集があるかも。楽しみに kokunai5-4<R3hakusyo>
|
■いいねボタン
|