「木材活用・脱酸素化で加速」-日経新聞(夕刊)一面記事(2021/8/5)

8月2日付けの日経新聞一面トップ記事(夕刊ですが)の見出しは、「木材活用、脱炭素で加速ー不動産各社、住宅向け一段とーケイアイスター国産で輸送負担減でした。

電子版にも:住宅、木材活用に知恵 環境にも配慮ー住友不動産やケイアイスター(有料会員限定?かな)

環境の視点から木造住宅の普及ーいよいよ、木材住宅もメインストリーム(か?)

(環境配慮の見える化)

電子版から記事を引用します、「ケイアイスター不動産は平屋建ての注文住宅「IKI」について、4月以降の契約分から使用する木材を全て国産材に切り替えた。これまでも全体の約8割を国産材としていたが、新たに構造材の梁(はり)もすべて国産木材で建てられるようにした。

同社によると、木造の戸建て住宅は鉄筋コンクリート(RC)造と比べ建築時に排出するCO2を約29トン削減できる。1世帯が排出する約7年間分のCO2に相当する。

輸入材を使用するよりも輸送時の環境負荷も減らせる。全て欧州産の木材を使って建てた場合は国産材を使った場合に比べて約8.5倍のCO2が発生するとの試算もある。建屋の価格は17坪(約56平方メートル)で599万円から。今後3年間で500棟の受注を目指す考えだ。」

(環境配慮の見える化とウッドマイルズフォーラム)

ケイアイスター不動産は、4月に「一般社団法人 日本木造分譲住宅協会」という団体を他社(三栄建築設計オープンハウス国産木材活用の業界団体設立)と設立しました。そして、木造の環境性能を普及するため、ウッドマイルズフォーラムに入会してその蓄積を活かそうとしています。

その結果が、上記記事のアンダーライン部分(以下に再録)につながっています。

「木造の戸建て住宅は鉄筋コンクリート(RC)造と比べ建築時に排出するCO2を約29トン削減できる。1世帯が排出する約7年間分のCO2に相当」「全て欧州産の木材を使って建てた場合は国産材を使った場合に比べて約8.5倍のCO2が発生するとの試算もある}(右の図)

ウッドマイルズフォーラムが積み重ねてきた、木材、地域材の環境貢献見える化の蓄積がビジネスの中で活かされるようになってきましたね。

kokuai11-13<Nikkei-mokuzai>
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