日本の2030年削減目標(NDC)を45%以上にー気候変動イニシアティブの会員になりました (2021/4/11)

2050カーボンニュートラルにむけて、30年削減目標NDCをどのようにしていくのでしょうか?温室ガス削減、加速なるか 50年ゼロへ 政権、30年目標見直し(朝日新聞4/3)

といったときに、気候変動イニシアティブという団体から、気候変動イニシアティブ(JCI)メッセージ賛同募集を開始します!と以下のようなメッセージが届きました。

4月15日が締め切りで、まだ間に合います.(21日に全国紙にPR記事が掲載されるんだそうです)

 気候変動イニシアティブ(JCI)メッセージ賛同募集を開始します!
パリ協定を実現する2030年目標を求めるJCIメッセージ
  ・日本の2030年削減目標(NDC)を45%以上に
・2030年、再生可能エネルギー電力目標を40〜50%に

現在、政府では本年6月に開催されるG7サミットを目途に、2030 年までの温室効果ガス排出量削減目標等を含む国別目標(Nationally Determined Contributions、NDC)の見直しを進めています。また、これと並行して、2030年のエネルギーミックスの検討も進めています。

グテーレス国連事務総長は、2月末、現在の各国の削減目標は、パリ協定の目標を達成し気温上昇を1.5℃に抑えるのに必要な、2030年までの45%の排出削減(2010年比)にはほど遠いと指摘。EUは既に昨年、2030年までの削減目標を40%から55%に強化しています(1990年比)。また、EUと連携して世界の気候変動対策をリードすることをめざす米国は、4月22日に開催されるバイデン大統領主催の気候サミットまでに現在の削減目標(2025年に2005年比で26〜28%減)の大幅な強化を公表する見込みです。

こうした状況を踏まえ、気候変動イニシアティブ(JCI)から日本政府に向けて、現在の日本の削減目標(2013年比26%)を45%以上にすることを求めるメッセージを発信したいと思います。また、これを可能にするよう、2030年の再生可能エネルギー電力目標を40〜50%にすることも提案します。

いま、パリ協定の目標実現のため、日本を含む世界各国に排出削減目標の引き上げとそれを実現する対策強化が求められています。多くの企業、自治体、団体の皆さまから、このメッセージへのご賛同をお待ちしています。

 

ということで、パナソニック株式会社株式会社 日立製作所イオンモール株式会社住友林業株式会社などなど、600社・団体ほど(4月4日現在)が参加する気候変動イニシアティブJIC、に、一般社団法人 持続可能な森林フォーラムが加入しました。よろしくお願いします。

同団体が3月31日に開催したウェビナ「NDC:2050年ゼロを実現する2030年の排出削減目標とは」に参加しました。

「日本で45%以上の削減は可能なのか」と題する自然エネルギー財団 常務理事 大野 輝之氏の報告が面白かったです。

それによると、右の図は現在の削減ペースでも26%目標を超過達成し、35%程度の削減へ。

あと、ひとがんばりですね。

そこは、太陽光と風力発電を野心的目標(転換促進型)にたかめれば、自然エネルギ−45%となって・・料金も安定性も大丈夫(左の図)(自然エネルギー財団2030年エネルギーミックスへの提言(第1版))なんだそうです。

この分析が供給側、それも発電だけを対象にしているのようなので、バイオマスの話(転換促進でも4%アップ)があまり登場していません。

第2版では、熱利用のはなしとか、需要側(削減)など木材利用に関しても、議論がされるように期待します。

kokunai4-51<JCIkaiin>

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