日本の森をモリアゲるーどうやって?森づくりに取り組もうとするビジネスへの支援(2025/1/31)

1月22日、日本林政ジャーナリストの会令和6年度新春特別研究会 「豊かな森を未来につなぐー株式会社モリアゲの挑戦(チャレンジ)―」に出席しました。

元林野庁の木材利用課長で、途中退職して森林業のコンサル会社モリアゲを立ち上げて全国を飛び回っている長野さん。

勉強部屋でも長野さんが木材利用課長時代に、ウッドマイルズフォーラムのイベントで登壇して話された内容を、紹介したことがありました。民間建築物の木材の利用促進へーウッド・チェンジ・ネットワークへの期待(2019/08/15)、

その後、林野庁をはなれて農林水産省の食品産業政策課長などをされていたので、農林水産省のメーンの部門とマーケットをつなげる仕事をしながら、どうなっていくのかな・・と思っていたら、早期退職で、何と日本の森をモリアゲたい、と新会社を立ち上げ。

ということで、久しぶりにお会いして、話を伺いました。60ページにわたるプレゼン資料の50ページは自分の会社のモリアゲ活動です。全部をこのページで、説明することはできなので、いただいた、プレゼン資料のデータをこちら↓に掲載しておきます。

プレゼン資料:日本の森をモリアゲたい

構成は
1 自己紹介・・・・・・・・・・・・P3-6
2 日本の森の課題と可能性・・・P7-13
3 モリアゲ活動・・・・・・・・・・・・・P14-57

(日本の森をモリアゲたいーイントロ)

自己紹介の企業の紹介が右の図

三つのカテゴリ^の森林業コンサルティングをしてますよー

☆森への資金循環のデザイン
● 森林環境譲与税・企業版ふるさと納税活
用コンサル
● 森林組合・公有林のマーケティング
● 一社一山(社有林、企業の森)コンサル
● J- クレジット取引、ESG投資コーディネート
☆木のある暮らしのデザイン
● 地域材の木材コーディネート
● 森林とつながるまちづくり
☆森の学びのデザイン
● 木育、森林環境教育、各種研修・セミナー
● 森林サービス産業による関係人口創出

そして、「日本の森の課題と可能性」を示すのが、左の図

「日本の森の課題」は、「山の需要が伝わらない(左の図上)」

「日本の森の可能性」は、森の恵の価値化(年間70兆円左)と森林林業のモリアゲ(左の図下の右、以下のことを私がやります)

◆ カーボンニュートラル(Jクレジット、一社一山、森林ファンド)
◆ サーキュラーエコノミー(ウッド・チェンジ、クリーンウッド、再造林担保、3R)
◆ ネイチャーポジティブ(自然共生サイト、地域循環共生圏)
◆ レジリエンス・水循環(流域連携、ソーシャルインパクトボンド、グリーンインフラ)
◆ ウェルビーイング(森林浴、健康/人的資本経営、一社一山、SBNR)
◆ 森林文化継承(里山再生)
◆ 森育・木育(学校林、木育トラック)

以上がイントロの紹介です、が、もっとたくさん情報がありますので、資料みてください。

(日本の森をモリアゲたいーモリアゲ活動とビジネス)

さて、プレゼンの本体、活動紹介です。40ページ以上にわたる、盛りだくさんの内容をすべて、紹介することはできませんが、その中でも、大切な、ウッドチェンジネットワークのように、「企業のメインストリームの人たちを、木材や森にどのように、関係性をつけていくのか」とう重要な内容にしぼってご紹介

このサイトでも、企業と森林との関係をフォローはしてきました(持続可能な森林とビジネス)が、中身に踏み込んで活動をされている、長野サンのお話は、インパクトがありました。

いわれていたなかで、私が印象に残った内容は・・・「企業のトップは、ESGなと自社と環境課題との関係を気にし始めているので、森づくりに関与していきたいとなり、そのためのセクションを企業内につくる!!(素晴らしい)。だが、そのセクションに配属された人は、経験はないあらたな分野で一生懸命考えて、新たな提案をしたりするのだが、社内で殆ど相手にされな(金がかかるし儲からない)ことが多いので、皆元気がない。」(ことが多い)

そういう人を集めて(ごめんなさい、そういう人集めて)、ネットワークを作っています。そのネットワークをモリアゲようとしています。

右の図がその一例。mori-age.0 ~企業の森林活動・木材利用を繋ぎ、森をモリアゲる~(←大建工業のサイト)

そして、もう一つ、去年からSave Earth Foudationという団体と一緒になって森林アカデミーというイベントを始めています。左の図

第二年目のことしも、開催予定だそうです。

2025年度森林アカデミーのご案内,(4月24日第一回から、来年の2月まで計6回)

長野さんも講師で登壇予定(第一回かな?)

以上でモリアゲ活動の一部を紹介しました。

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関心のある方は、森づくり(や環境譲歩税の使い方なども含めてなんでも)などで困っている方は、モリアゲの問合せ窓口があります

問合せしてみらたら、どうでしょう。(「勉強部屋で紹介されたので・・・」といってもいいですよ)

ますますのご発展をお祈りします

junkan10-22<moriage1>

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