ポストCOVID19と森林ー国連機関などの提案(2020/11/15) | ||
ポストコロナで今までより良い社会を作ろう(build back Better)、そしてパンデミックミックからのグリーンリカバリー 主として欧州発の大きな社会変革を予想さポストコロナの動きですが、グリーンと言うけれど、そのなかで森林はどんな役割を果たすのだろう?と思っていたところに、勉強部屋で先月紹介した「シンポジウムグローバル森林新時代」の森田香菜子さんの報告に「ポストCOVID19と森林」。 そこで紹介されていた二つのネット上の情報、@FAO, 2020.04森林セクターにおけるCOVID-19の影響:どのように対応するのか、AUN DESA UNFF, 2020.06森林:COVID-19のパンデミックからのグリーンリカバリーの中心に!。 読んでみたので紹介します。 (森林セクターにおけるCOVID-19の影響:どのように対応するのか) FAOのサイトに掲載されている原文は、The impacts of COVID-19 on the forest sector: How to respond? CIVID19が森林セクターに及ぼす影響、可能性と提言、という2つの章立てになっています。 前章では、健康と安全など社会セーフティネットに及ぼすリスク、森林依存する生活への影響、国際貿易・サプライチェーンの混乱、環境への影響、COVID-19が森林セクターに与える影響:どのように対応するか?といった構成。 この中で、森林関連産業は中小企業が多くて弱体であり、COVID-19後の対応の当面の焦点は生活に移る可能性が高いが、森林破壊が進み、、森林生産者や森林に依存するコミュニティの経済的、社会的幸福への長期的な悪影響を及ぼす可能性を指摘しています 後の章では、そのために森林セクターに対する手厚い支援策が必要だとしています。、(こちらに対訳があります(藤原訳))
(UN DESA UNFF, 2020.06森林:COVID-19のパンデミックからのグリーンリカバリーの中心に)。 国連の経済社会局(UNDESA)のUNFF(国連森林フォーラム)事務局が作成した政策提言。UN/DESA Policy Brief #65: Responses to the COVID-19 catastrophe could turn the tide on inequality @森林は、特に危機の際に人間の幸福を支える、A森林を回復すると仕事が回復する、B健全な森林は将来のパンデミックのリスクを軽減するという三つの章立てかかなっています。 森林は不可欠な健康製品を提供します これらの消耗品に加えて、緑地、都市公園、森林は地域社会の健康とウェルネスに不可欠です。COVID-19の普及を遅らせるために屋内の公共レクリエーション施設が閉鎖されたため、屋外レクリエーション施設の使用は、ハイキング、サイクリング、キャンプ、釣り、バードウォッチング、ネイチャーウォークなどの社会的に遠い適切な代替手段でした。森や木々のある公園にいることは、人間の肉体的、精神的、精神的な健康に無数の利益をもたらします(FAO / UNEP2020)。森や公園で時間を過ごしたり、単に木を見たりすることは、免疫システムを高め、ストレスを減らし、血圧を下げ、気分とリラクゼーションを改善するのに役立ちます。日本では、「森林浴」や「森林浴」の実践は国の医療制度の一部であり、予防的医療療法の一形態と見なされています。 人間のすべての感染症の60%と新興感染症の75%は人獣共通感染症であると推定されています。つまり、動物から人間への病原体の移動に起因しています(UNEP、2016年)。人獣共通感染症は通常、森林を含む自然の景観が農業の拡大や人間の居住などの他の用途のために伐採されたときに出現します。この生息地の喪失は、人間を動物から、または彼らが抱える病原体から分離する従来の緩衝地帯の減少または喪失をもたらします。 森林破壊は将来COVID-19のような病気の発生を増加させる可能性があることが、最近の調査でわかり(Bloomfield、2020)、この研究の結果、森林が農業用に伐採、生態系の劣化・大規模な森林伐採、野生生物の違法取引、気候変動はすべて、新興感染症の原動力であるとされた
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