グリーンインフラと生態系に基づく減災対策に関する議論 (2019/10/15) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
環境経済・政策学会2019年(SEEPS2019)で、Eco-DRR (生態系を活用した防災・減災)の経済学的課題ー不確実性と政策展開というセッションがあったので、参加してみました(途中から)
Eco-DRR:Ecosystem-based Disaster Risk Reduction (生態系を活用した防災・減災) 森林を含めた自然環境の山地災害、洪水防止などの減災機能などに着目した公共事業論が、国交省や環境省から提起され、グリーンインフラが議論されてきているので、このサイトでも関心をもってフォローしてきました。都市と緑のグリーンインフラ(2019/3/24) この学会で昨年グリーンインフラの経済的評価論とセッションが開催され環境経済・政策学会2018年大会コレクション(2018/9/23)、今年で2年目。 すこし、まとまった議論も進んでいるようです(グリーンインフラ研究会) 気候変動などの背景で気象災害のリスクが高まっているが、公共事業に配分する財源が厳しくなっている。その中で、コンクリートに依存したグレーインフラに頼るだけでなく自然の力を活用したグリーンインフラを活用した方が安上がり?かも。その二つのインフラの効果と費用・負担そして、二つ合わせたハイブリットインフラの関係を検討する、ということのようです。 森林の関係者が関心をもってきた、森林の形態と降水パターンと水の浸透具合、傾斜と土砂の安定性といったその機能に関する議論に基づいた森林の防災機能について、ある程度コンセンサスができてきたという前提で、その機能についての市民の関心度合い(機能の安定性や、そのインフラが提供する防災以外の機能など)と支払意思などについて経済政策学会という立場から検討が進み始めています。 セッションの議論の中身は、現在上記に掲載している要旨のファイルだけが公開されています。今後、この分野は学術論文として公表されるようになれば、関心をもってフォローしていきます。 junkan6-9<GIEcoDRR> |
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