2月9日-10日の両日東京で開催された、ストップ温暖化大作戦〜CO2削減「一村一品プロジェクト」〜の全国大会で、京都府北桑田高校森林リサーチ科の「地元の木を使って「ウッドマイレージ」を減らそう!」が全国1070件の提案のトップに立つグランプリを獲得しました。
地元の京都新聞:京都府立北桑田高校が最優秀賞ーCO2削減の全国大会
京の建築文化を支えてき北山林業地域にある北桑田高校は、木材の地産池消がウッドマイレージ(木材の輸送距離)を短縮してCO2排出を削減することに着目し、京都府から「府内産木材
取扱事業体」として認定を受け(学校では初)、木製品販売時に「地元産木材を使用するとどれだけCO2排出が削減できるか」というPR活動をしています。
京都府北桑田高校森林リサーチ科の「地元の木を使って「ウッドマイレージ」を減らそう!」
私も京都代表の発表時間にあわせて短時間参加させてもらました。「地元の木を使うという」ことがCO2の排出量と結びつく、わかりやすさが、評価されたのだと思いますが、高校生の気持ちの入った演技力もトップクラスで立派だったです。
ストップ温暖化大作戦が「地域における温暖化防止の取組をより一層推進することを目的」とする環境事業ですから、すべての事業にどの程度CO2が減ったかが評価されると同時に、創意工夫、普及可能性、プレゼンテーションの力などが評価されるのだと思います。
各地で都道府県産材の普及推進に取り組んでいますが、京都府・木材業界・地球温暖化防止センター一緒になった「木にも人にも地球にもよい」という京都府産材のアピールは、地元材普及という取組がローカルな取組でなく、グローバルな広がりをもったものであることを、示しています。
全国から集まった47の取組には、岐阜県東濃ひのき製品流通協同組合の「木くずを使った木質バイオマス発電「森の発電所」で、CO2削減。」、岡山県銘建工業の「真庭地域の木質バイオマス資源で、エコ発電とCO2削減。目標、日本一のバイオマスタウン!」など木材業界の健闘も目立ちました。
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