「ウッドマイルズ」から見えるもの (2003/3/11) | ||||
3月1日東京大学農学部の弥生講堂で「第三回森林活性化セミナー」が開催され、その席でウッドマイルズについての報告をする機会がありました。 昨年の8月号の「木材情報」誌で「ウッドマイルズと地域材住宅」を発表しましたが、その後岐阜県立森林文化アカデミーでウッドマイルズの事例研究が進み、2月に開かれた卒業発表会で報告さました(滝口報告の資料資料室)。また、ウッドマイルズ研究会を立ち上げる準備などが進んでいます。今回の報告は、その様な動きを紹介しながら、誕生のいきさつ、ウッドマイルズの秘めたパワーを改めて説明したものです。ウッドマイルズのエッセンスを紹介します。(報告の詳細資料室へ) ウッドマイルズのポイントの第一は、ウッドマイルズという指標が日本にとって重要な意味を持っているという点です。 ウッドマイルズのポイントの二つ目は、住宅ウッドマイルズという形で消費者に明快な指標を与えら得ることです。 岐阜県立森林アカデミーの滝口さんの事例研究の結果です。 4件の地域材住宅に、輸入材住宅と全国平均の住宅の6例を分析しています。下の図はそれぞれの木材利用量を表しています。左の4つが地域材住宅、右から二番目が輸入住宅、一番右が全国平均です。地域材住宅は全国平均の2倍の木材を使っています。図にマウスをあてると住宅ウッドマイルズが出ます。 地域材のウッドマイルズは、全国平均の1%から20%というものです。全国平均を百とした場合一桁のウッドマイルズの家を目標にする、というような使い方ができると思います。 こんな研究が進んでいますが、まだまだ生まれたて。ウッドマイルズ研究会をつくる計画です。ご関心のある方は以下か、藤原までご連絡下さい。 〒501-3714
岐阜県美濃市曽代88番地
TEL (0575)35-2525/
FAX (0575)35-2529
滝口泰弘
資料
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