電力の小売営業に関する指針」(案)に関する意見(2016/1/8)


4月1日、第2弾の改正電気事業法が施行され、電気の小売業への参入が、低圧部門を含めて全面自由化されることとなりました。

それに伴い、「様々な事業者が電気事業に参入することを踏まえ、需要家が安心して電気の供給を受けられるようにする」などのための指針を作成することとし、その過程で意見募集がされていました。

「電力の小売営業に関する指針」(案)に関する意見の募集について
意見公募要領電力の小売営業に関する指針(案)、指針の概要(上記サイトから)

当サイトとしても、原発依存度をひき下げ、需用者に木質バイオマス発電の理解を深めてもらうため、電源構成の開示を徹底する趣旨で、意見を提出しました。


(意見)
電源構成の開示は「望ましい行為」と規定するだけでなく、電源構成の開示を義務づけることとすることとし、原子力、再生可能エネルギーなどとともに、木質バイオマス(輸入。国産別)も併せて開示することとする。

(理由)
「長期エネルギー需給見通」(2015年7月)の中で、電源構成として「再生可能エネルギーの最大限の導入、原発依存度を可能な限り低減する」などをあげている。
また、エネルギー基本計画(2014年4月)において「需要家が多様な選択肢から自由にエネルギー源を選ぶことができれば、需要動向が供給構造におけるエネルギー源の構成割合や供給規模に対して影響を及ぼし、供給構造をより効率化することが期待される。」としている。
見通しに示された電源構成を達成するために、事業者ごとの電源構成の開示は不可欠である。
また、木質エネルギーについて「長期エネルギー需給見通し」の中で特に急速な拡大が見込まれていることから、調達先も含めた情報の開示が必要。



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