1月21日世界経済フォーラム総会(ダボス会議)に出席したトランプ大統領がその演説で、森林保護のプロジェクトへの参加を表明する、としたと報じられました。トランプvsグレタ 温暖化対策めぐりダボス会議で主張対立
気になって情報収集をしてみました。
トランプ大統領は翌日公表されることとなっていた、世界経済フォーラムが提唱する植林プロジェクトに賛意を表明したということのようです。
トランプ演説の全文はこちら→(Remarks by President Trump at the World Economic Forum | Davos, Switzerlandホワイトハウスウェブサイト)
At the same time, I’m proud to report the United States has among the cleanest air and drinking water on Earth — and we’re going to keep it that way. And we just came out with a report that, at this moment, it’s the cleanest it’s been in the last 40 years. We’re committed to conserving the majesty of God’s creation and the natural beauty of our world.
Today, I’m pleased to announce the United States will join One Trillion Trees Initiative being launched here at the World Economic Forum. One Trillion Trees. (Applause.) And in doing so, we will continue to show strong leadership in restoring, growing, and better managing our trees and our forests.
This is not a time for pessimism; this is a time for optimism. Fear and
doubt is not a good thought process because this is a time for tremendous
hope and joy and optimism and action. |
(自分が大統領になってからの経済的実績をしばらく話した後)
同時に、私は米国が地球上で最もクリーンな空気と飲料水の中にいることを誇りに思っています。そして、私たちは今後もクリーンに保ちます。そして、今のところ、過去40年間で最もクリーンであるというレポートを作成しました。私たちは、神の創造の威厳と私たちの世界の自然の美しさを維持することに尽力しています。
本日、米国は、ここ世界経済フォーラムで開始されようとしている「1兆本の木のイニシアチブ」に参加することをお知らせできて幸せです。一兆本の木。
(拍手)そして、そうすることで、私たちは木と森を回復し、成長させ、より良く管理する上で強力なリーダーシップを発揮し続けます。
現在は悲観論の時ではありません。現在は楽観的な時代です。恐怖と疑念は良い思考プロセスではありません。なぜなら、現在は途方もない希望と喜びと楽観主義と行動の時だからです。
(といって「恐怖と疑惑のプロセス」である、愚かな予言者の占い(気候変動?)を拒否すべきとの批判に移る) |
易しく解説したページ(英文)があったので紹介します
(トランプ大統領世界経済フォーラムで一兆本の植林計画を約束Trump's Trillion Trees Promise at the World Economic Forum
ドナルドトランプ大統領は、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)でのスピーチで、「今日、米国が世界経済フォーラムで立ち上げられている1兆本の木のイニシアチブに参加することを発表できることを嬉しく思います。」と語った。なぜこのイニシアチブに参加するのか? 「私たちは、神の創造の威厳と私たちの世界の自然の美しさを守ることに尽力しています」とトランプは付け加えた。
大統領はまったく言及していないが、1兆本の木を植えることを目的とするイニシアチブの主な動機は、大気からギガトンの二酸化炭素を除去することによって人による気候変動を遅らせることである。 「2030年までに1兆本の樹木を復元、保護、植樹することで、気候、生物多様性、持続可能な開発目標に向けて、大規模かつ緊急に必要な進歩をもたらすことができます」と、イニシアチブに関するWEFのプレスリリースは述べています。 |
関心のある方は是非ご覧下さい。以下のような関連した公的な情報、学術的な成果なども引用された分かり易いページです・
計画の内容はこちらOne trillion trees - World Economic Forum launches plan to help nature
and the climate
Planting 1.2 trillion trees could neutralize CO2 emissions, says ecologist(WEFのウェブサイト)(地球上には1兆本の植林ができる土地がある)
The global tree restoration potential(サイエンス誌)(1兆本の植樹をすると空気中の二酸化炭素の25%が減る)
U.S. ForestResource Facts and HistoricalTrends(米国森林局、もともと米国の森林は46パーセントあったが・・いまでは)
Amazon Deforestation in Brazil Rose Sharply on Bolsonaro’s Watch(ニューヨークタイムズ)
Global land change from 1982 to 2016(Nature誌)(樹木被覆率は増えている)
世界経済フォーラムで森林問題の問題意識が共有される背景には、世界中の土地利用についての動態が明らかになってきて、森林化の余地がけっこうあるのでないか、ということわ解ってきたということのようです。
トランプ政権がどのように出てくるのか?
直後2月4日に大統領が議会で行った、一般教書演説の中で、トランプ大統領が森林政策について語っているのいないのか?
And I sent the Congress a plan with a vision to
further expand access to high-quality childcare and urge you to act imme
To protect the environment, days ago, I
announced that the United States will join the One Trillion Trees Initiative,
an ambitious effort to bring together Government and the private sector to
plant new trees in America and around the world.
We must also rebuild America’s infrastructure. I ask you to pass Senator Barrasso’s
highway bill -- to invest in new roads, bridges, and tunnels across our land.
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私は議会に質の高い保育へのアクセスをさらに拡大するための計画を送り、早急に行動するよう促しました
数日前、環境保護のために米国が1兆本の木イニシアチブ(the One Trillion Trees Initiative)に参加することを発表しました。このイニシアチブは、米国と世界中で新しい木を植えるために政府と民間が協力するという野心的な取り組みです。
米国のインフラも再建しなければなりません。バラッソ上院議員の高速道路法案を通過させてください。私たちの国を横断する新しい道路、橋、トンネルに投資するためです。 |
ありました。600行の演説のなかの3行。
、世界経済フォーラムのどのような戦略を提起しているのかよく分からない点もありますが、世界経済フォーラムがUENEPやFAOと一緒につくった1兆本の木のプラットフォーム1i.orgというサイトが立ち上がったので、そこの情報ネットワークに登録しておきました。皆さんもいかがですか?
今後この情報をフォローします
chikyu2-8<davosforest>
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