米国の強力な違法伐採対策立法:レーシー法の概要(2008/1/13)


国際的な違法伐採問題への取組での最近の話題は、米国の議会でレーシー法という不法に採取された野生生物の輸入を禁止する法律を違法伐採木材にも適用するために改訂することを目的とした「2007年違法伐採対策法(Combat Illegal Logging Act of 2007)」という法律が成立しそうなことです。
法律の審議状況を示す公式サイト

米国林産物製紙協会(AF&PA)が強力なロビー活動をして実現の運びになったようなのですが、AF&PAが作成したQ&Aの解説用パンフレットを和訳してみました。
英文のオリジナル資料pdf小サイト和訳

レーシー法は、何れかの州の法令に違反して、取得、保持、輸送、販売されたものを、「輸入、輸出、輸送、販売、受領、獲得、購入」することを、不法なものとし、他の州でも所有することを禁止するという、趣旨であり、一部の物品については、「何れかの州の法令」の部分が「何れかの外国の法令」と読めるようになっていて、その対象物品の中に、木材を含めるようにしようというもののようです。

具体的にどのように物品を特定していくのか、そんな法律が日本でも可能なのか、興味は尽きませんが、ご一読下さい。

boueki4-34<LaceyACT>

 

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