ニュースレター No.193 2015年9月26日発行 (発行部数:1326部)

このレターは、「持続可能な森林経営のための勉強部屋」というHPの改訂にそっておおむね月に一回作成しています。

情報提供して いただいた方、配信の希望を寄せられた方、読んでいただきたいとこちら考えて いる方に配信しています。御意見をいただければ幸いです。 

                         一般社団法人 持続可能森林なフォーラム 藤原

目次
1 フロントページ:世界林業会議2015南アフリカダーバンから(2015/9/26)
2.  世界林業会議の中の木材利用拡大ー我々の生活に持続可能な森林から木材を(第二セッション)(2015/9/26)
3. 第14回 世界林業大会サイドイベントー持続可能な木材製品の需要の拡大のための緑の消費者との連携(2015/9/26)

フロントページ:(2015/9/26)










9月6日から11日まで、南アフリカのダーバンにおいて、142か国から3900人の森林林業分野の行政、ビジネス、学会、関係市民が集まり世界林業会議が開催されました。

林野庁プレスリリース
大会本部ウェブサイト
会議の毎日の動きIISD

最近の国際的な森林分野の政策動向の情報収集とともに、日本の活動の海外への情報発信の可能性が大いにあるのではないか、と出席してきました。

会議は、全体会合のほか、①Forests for socioeconomic development and food security(社会経済的発展と食糧の安全保障のための森林)、②Building resilience with forests(森林とともに強靭性を築く)、③Integrating forests and other land uses(森林と他の土地利用の統合)、④Encouraging product innovation and sustainable trade(製品の革新と持続可能な交易)、⑤Monitoring forests for better decision-making(より良い政策決定のための森林のモニタリング)、⑥Improving governance by building capacity(人づくりによる管理能力の改善)という六つの分野に分けれて議論が行われ、最終日に以下の三つの決議を採択しました。

ダーバン宣言の内容は以下の通りです

 Durban Declaration 2050 vision for forests and forestry  ダーバン宣言-森林・林業の2050年ビジョン-(仮訳)
 Nearly 4000 participants from 142 countries met at the XIV World Forestry Congress on 7–11 September 2015 in Durban, South Africa – for the first time on the African continent – in a spirit of inclusiveness and with a willingness to learn from each other, share diverse points of view and gain new perspectives.  2015年9月7日から11日、142カ国から集まった約4000人は、包括性の精神に基づき、お互いに学び合い、多様な見解を共有し、新しい観点を獲得しようとする意欲を持ち、南アフリカのダーバンで開催された第14回世界林業会議(アフリカ大陸での初の開催)に参加した。
 The Congress offers the following vision for forests and forestry as a way of contributing to achieving the 2030 Agenda for Sustainable Development, and a sustainable future to 2050 and beyond:  会議は、持続可能な開発のための2030年アジェンダや、2050年さらにその先の持続可能な将来の実現に貢献するための方策として、以下のとおり、森林・林業のビジョンを提供する
 • Forests are more than trees and are fundamental for food security and improved livelihoods. The forests of the future will increase the resilience of communities by providing food, wood energy, shelter, fodder and fibre; generating income and employment to allow communities and societies to prosper; harbouring biodiversity; and supporting sustainable agriculture and human wellbeing by stabilizing soils and climate and regulating water flows.  ・森林は、樹木以上のものであり、食料安全保障や生計の改善に不可欠なものである。将来の森林は、食料、木質エネルギー、シェルター、飼料、繊維等を供給することにより、コミュニティの強靭性を高め、コミュニティや社会が繁栄できるように収入や雇用を創出し、多様な生物の生息・生育地を与えるとともに、土壌や気候を安定させ、水の流れを調整することにより、持続可能な農業や人類の福祉を支える。
 • Integrated approaches to land use provide a way forward for improving policies and practices to: address the drivers of deforestation; address conflicts over land use; capitalize on the full range of economic, social and environmental benefits from integrating forests with agriculture; and maintain multiple forest services in the landscape context.  ・土地利用の統合的なアプローチは、森林減少の要因に対処し、土地利用を巡る争いに対処し、森林と農業を統合することにより得られる経済、社会、環境等の多様な便益を高めるとともに、流域レベルでの多面的な森林のサービスを維持するため、政策や現場の取組を改善させる方向性を提供する。
 • Forests are an essential solution to climate change adaptation and mitigation. Sustainably managed forests will increase the resilience of ecosystems and societies and optimize the role of forests and trees in absorbing and storing carbon while also providing other environmental services.  ・森林は、気候変動の適応及び緩和に対する本質的な解決方法である。持続可能な経営がなされた森林は、生態系や社会の強靭性を高めるとともに、森林及び樹木が炭素を吸収・固定する役割を、その他様々な環境サービスを提供しつつ、最大化させることができる。
 Realizing this vision will require new partnerships among the forest, agriculture, finance, energy, water and other sectors, and engagement with indigenous peoples and local communities. Success will require further investment in forest education; communication; capacity building; research, including climate change impact on forest health and diseases; and the creation of jobs, especially for young people. Gender equality is fundamental, with women participating fully.  このビジョンを実現するためには、森林、農業、ファイナンス、エネルギー、水及びその他のセクターとの新しいパートナーシップを必要とし、先住民族や地元コミュニティの関与を必要とする。成功のためには、森林教育、コミュニケーション、能力開発、気候変動が森林の健全性や病害虫の発生等に与える影響を含む様々な研究、特に若者を中心とする雇用の創出等への更なる投資が必要である。女性が完全に参画できるジェンダーの平等は不可欠である。
 The enthusiasm of youth for creating a better world should become a constant source of inspiration and stimulus for innovation. Their call for action should be supported through multi-stakeholder participation, engaging youth and attracting ever-larger numbers to the forest sector.  若者がより良い世界を築き上げようとする情熱は、常に変わらないインスピレーションの源であると同時に、革新をもたらす刺激となる。彼らが行動を求める要求は、若者が参加し、より多くの若者が森林セクターに魅力を与える中で、多様な利害関係者の参画により支持されるべきである。
 Upon the launch of the Global Forest Resources Assessment (FRA) 2015, the Congress took stock of the state of the world’s forests.  世界森林資源評価2015の公表により、会議は、世界の森林の現状を評価した。
 This Declaration reflects a diverse set of viewpoints of the participants in the XIV World Forestry Congress. The actions recommended by Congress participants to implement the 2050 vision for forests and forestry are at [web link].South Africa showcased the training of unemployed youth as forest firefighters as an example of the creative, cost-effective and life-affirming approaches by which this vision can be achieved, and which could serve as a beacon to the challenge of youth employment in Africa and beyond.  この宣言は、第14回世界林業会議に出席した参加者の多様な見解を反映したものである。会議参加者から提言された森林・林業の2050年ビジョンを実施するための行動は、ウェブ上に示されたとおりである。南アフリカが、職を持たない若者を森林火災の消防士として訓練していることは、創造的で、コスト効率が高く、かつ生きる勇気を与えるアプローチの優良事例を示しており、これにより、このビジョンは達成されるとともに、アフリカ及びその他の土地において若者の雇用に向けたチャレンジに対する標識となるものである。
 Participants gratefully acknowledged the hospitality of the Government and people of the Republic of South Africa, and the support of the Food and Agriculture Organization of the United Nations.  参加者は、南アフリカ共和国の政府及び人々のホスピタリティ、国連食糧農業機関の支援に対し、深く感謝する。

(宣言の新たな指摘)

6年前前回の2009年大会でのブエノスアイレス宣言が27の戦略目標を提起したのにくらべると、こじんまりとまとまった宣言になっていますが、森林問題の解決を幅広い分野のパートナーシップのの連携で解決すべきというメッセージは受け継ぎつつ、
①引きつづき重要な気候変動問題の森林の位置づけについては、吸収源対策(緩和策)としての森林だけでなく適応策として森林が重要な役割を果たしていること
②国連で持続可能な目標の設定中で議論されていることを受けて、森林周辺の相対的に貧困なコミュニティにたいして食糧の提供生計の改善に資するとして、途上国の開発にとっての森林の位置づけを強調していること、
③森林がコミュニティのレジリアンス(強靭性・回復力)にとって重要というキーワードが定着してきた点が、重要な点だと思います。

(日本にとっての宣言)

このコンセンサスが、日本にとってどんな意味合いがあるのでしょうか。
地方創生の中での森林の役割、災害と森林(レジリアンス)など、今回の宣言が発するメッセージが我が国の政策課題とも直接関係を持っていることはあきらかでしょう。ただ、都市化する先進国の中での都市地域の森林、高度工業社会の中での木材の役割、先進国消費者の消費態様と持続可能な森林管理といた重要な点は、セッションの議論の中では多面的な討議がされましたが、必すしも、まとめの宣言の中には十分に反映していない面があります。

(世界林業会議の中での)木材利用拡大のメッセージ)

世界林業会議の中での木材の利用に関する情報を順次掲載していきます。

Session 2. Bringing wood from sustainable forests to our home and life
我々の生活に持続可能な森林から木材を

第14回世界林業会議サイドイベント
持続可能な木材製品の需要の拡大のための緑の消費者との連携
Cooperation with green consumers toward demand expansion of sustainable timber products

chikyu1-32<WFC2015top>


世界林業会議の中の木材利用拡大ー我々の生活に持続可能な森林から木材を(第二セッション)(2015/9/26)

木材利用の拡大という課題をテーマとする分科会が8日に開催されました。タイトルはSession 2. Bringing wood from sustainable forests to our home and life我々の生活に持続可能な森林から木材を

今回の会議はペーパーが配布されるのでなく上映される画像を見ながらの言葉によるプレゼンテーションなので、正確に内容を伝えるのは難しいのですが、講演者に連絡をしてデータをもらうなどして、順次報告をしていきます。

基調報告1 Mr Michael Green Principal - Architect Michael Green Architecture (MGA)
基調報告2 Mr Antti Marjokorpi, Head of Forests, Plantations and Land Use, Global Responsibility Stora Enso
日本からの報告  Mr. Shuji Oki、Deputy Drector General of Japanese Forestry Agency 林野庁沖次長

  セッションの基調報告は、
Mr Michael Green
Principal - Architect
Michael Green Architecture (MGA)

大規模木材パネル(CLT)の開発で30階建ての木造ビルが可能になったと、本人もその設計に取り組んでいる、木材利用推進の第一人者

なぜ高層ビルを木材で立てることが可能で、する必要があるのか?

高さだけでなく量が問題

木材でできたエンパイヤ―ステートビルの絵から始まるプレゼンテーションは素晴らしかったですが、配布資料もなく本人にプレゼンテーションのデータの提供をお願いしています

それまで、こちら↓に別の機会のプレゼンテ-ションがあるのでご覧ください↓
マイケル・グリーン「なぜ木材を使って高層ビルを建てるべきなのか」

今回のプレゼンの一部
←なぜ、木材なのか?

①太陽で育てられた建材、②再生可能、③カーボンフットプリント、エネルギーフットプリントが最少、④優しく美しい、⑤室内環境が健康的、⑥耐震性、⑦手軽で施工性がよい、⑧地方の森林経済を支援、⑨最後には木材燃料になる
  
 
 
   
  もう一人の基調報告者はヘルシンキに本社があるフィンランドとスウェーデンの木材・製紙産業の大手企業ストラエンソ社の担当部長
Mr Antti Marjokorpi
Head of Forests, Plantations and Land Use, Global Responsibility
Stora Enso
プレゼン資料をおくっていただきました。こちらに置きます
   2025年には人口が80億人に
そのうち70%が都市地域に在住

このまま進めが2025年に地球が二ついる
   新たな解決策を必要としている時代の変化
変化を主導している三つの要因
・住宅着工
・大都市地域への大規模な人口移動
・持続可能性と気候変動への意識の高まり

 -資源の減少と気候変動が再生不可能資源から代替を求めている
 -環境の情報開示の要請
 -炭素排出・安全性への意識の高まり
 -再生可能なエネルギ^-への需要の高まり
   
   日本の林野庁沖次長のプレゼンせ-ション

進行役のルパート・オリバー様、ありがとうございます。
私は沖修司と申します。日本の林野庁の次長を務めております。本日は、この世界林業会議の場で発表する機会を与えていただいたことを光栄に存じます。
本日は「日本の森林と木材利用について」お話しさせていただきたいと存じます。
   日本の木造建築、日本の森林資源の状況、木材の利用拡大の取組などについてご説明いたします。
   1.日本の木造建築について
(1)我が国には、多くの木造の歴史的建造物があります。
左の写真は、7世紀に創建されたという世界最古の木造建築物である法隆寺の五重塔です。
 

(2)今日では、高層建築は基本的に非木造ですが、国民は木造住宅を好んでおり、戸建て住宅の8割が木造です。
2011年の大震災に見舞われた地域でも、右側の写真のように木造住宅が以前のように再建されています。
<次のスライド>
   2.日本の森林資源について
次に、我が国の森林についてお話しします。
森林面積は25百万ヘクタールであり、森林率で見ると、フィンランドやスウェーデンとほぼ同じ約70%を誇っています。
蓄積は49億立米です。この50年間に、森林資源は2.6倍に増加、人工林に限ってみると5.4倍にまで増加しました。
なお、近年においては、年間1億立米ずつ、森林蓄積が増加し続けており、大変すばらしいことです。
    3.木材需給について
次に、我が国でどれだけの木材が使われているか説明したいと思います。
総需要量は、丸太換算で74百万立米です。真ん中の正方形の図が示すとおり、主な用途は製材、合板、製紙用のパルプチップです。
一方、右の円グラフが示すとおり、供給量の7割が海外からの丸太あるいは製品での輸入であり、国内の森林資源からのものは約30%の21百万立米です。
森林の蓄積は毎年1億立米増えていますが、毎年使われているのは21万立米であり、2割に過ぎません。森林資源が十分活用されていないことが今日の大きな問題です。
   4.木材利用の意義について
ここで木材利用の意義について触れたいと思います。
この絵は、林業生産と木材利用の関係を説明するものです。林業生産がなければ、木材の安定供給は期待できません。木材が利用されなければ、林業のサイクルも回転しません。林業生産と木材利用はお互いに支え合う関係にある、依存する関係にあることを理解しなければなりません。
さらに林業生産が適切に継続されなければ、多面的機能も適切に発揮されないでしょう。
前に説明しましたが、我が国の森林の蓄積は増えていますが、活用されている量があまりに少ない状態であり、木材の新たな需要先を開拓し、木材利用の拡大を図ることができれば、これは林業や農山村の活性化に資するものでもあります。
   どこに新たな木材ニーズがあるのか?
アパート等の共同住宅や公共建築物等の非住宅分野では木造率が低い傾向にあります。
このため、中高層建築の木造化を可能とする部材の開発に取り組んでいます。
また、長い間、公共建築物は非木造という基本方針でしたが、この考え方は2010年の「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」の制定によって変更されました。公共施設に可能な限り多くの木材を使うことが新たな方針です。
全府省、全都道府県、そして市町村においてはその約85%において、木材利用の方針が策定されています。
今後は、木造率が特に低い、残りの都市部の市町村に焦点を当てて、木材利用の方針が早期に策定されるよう促す必要があると考えています。
また、最後に、違法伐採木材やその製品は使わないということが政府の調達の基本方針であることをこの機会を利用してお伝えしておきたいと思います
   7.木材加工技術の開発・普及について
このスライドはCLTの開発や耐火部材の利用に関する取組を説明しています。
CLTは、我が国においても大きな関心を集めており、実大試験も行われています。
 また、耐火集成材も開発されており、それを利用した大型の商業施設も建設されています。
 さらに2x4製材やLVLの活用も進められています。
   8.結びに
スライドには既に申し上げた要点をまとめております。
改めて説明いたしませんが、木材利用は林業を持続させていくために必要ですし、さらにいえば、森林の多面的機能を適切に発揮させていくためにも必要です。これは私の信念でもあり、また我が国で共有されている考え方です。
木材利用の促進は持続可能な森林経営に不可欠なものである、あるいは、一体のものであると申し上げて、私のプレゼンを終わりたいと思います。 <次のスライド>
ご清聴ありがとうございました

chikyu1-32-1<morewoodWFC>


第14回世界林業会議サイドイベントー持続可能な木材製品の需要の拡大のための緑の消費者との連携
Cooperation with green consumers toward demand expansion of sustainable timber products
(2015/8/22)

  9月7日から11日南アフリカダーバン市で開催された世界林業会議、9月11日の昼に予定通り、標記サイドイベントが開催されました。

今回の会議出席の主たる目的となるもので、自ら主催のサイドイベントが最終日となったため、大会の初日から関係のありそうなイベントに参加しては、このイベントのPRをするというのが、毎日の日課でした。
 IISD毎日のイベントを追いかけているネットニュースに写真が載りりました↓

木材利用の拡大やトレーサビリティの推進にかかる日本の経験を伝達するもので、10カ国から30人の方が参加し、日本の合法証明の制度などについて議論が行われました。

1990年年代に開発された、森林の第三者の認証と、その情報を消費者につなぐCoCのシステム(FSC,PEFC,SGECなど)の重要な成果は、地方の関係者が真面目に取り組んできた森林管理のあり方を、消費者も含めた幅広い関係者を巻き込んで議論の場を 拡大したことです。

サプライチェーンの中心にいる大企業の社会的責任に依拠して効率的な管理をことができる「緑のサプライチェーン管理の手法」を、中小企業サプライチェーンが主流となっている木材製品に適用するには問題点があり、この課題に一つの重要な問題提起をしたのが、日本の林野庁の合法性証明のガイドラインで、問題点もあるが、グローバルな可能性をもっている、という主張です。

また、「違法伐採」という特殊な問題だけでなく、先進国も含めたどこの国でも課題である森林管理のガバナンスの強化に、広範な国民とともに取り組むためのツールとして大切な仕組みだと、いうメッセージを届けよう企画しました。

会場に見えた方は、少し少なかったのですが、大会全体で、このテーマに関してその他に50名以上の出席者と意見交換をして、今後の連携を確認しました。

  (Introduction)  (はじめに)
To address global illegal logging issues, the Japanese government decided in 2006 that timberproducts and building materials whose legality has been verified should be preferentially procured, and as a guideline for suppliers of wood and wood products, the Forestry Agency published the "Guideline for Verification on Legality and Sustainability of Wood and Wood Products" (hereinafter the "Guideline"): ten years will have passed in February 2016 since this Guideline was published. 日本政府が国際的な違法伐採問題に対処するため,2006(平成18)年に,調達する木材製品や建築部材に合法性が証明されたものを優先調達することを決め,その証明のために,林野庁が「木材・木材製品の合法性,持続可能性の証明のためのガイドライン」(以下,林野庁ガイドラインという)を発表してから来年の2月で10 年となります。
 The system to verify legality based on this Guideline, which more than 11,000 business operators participate in and implement, is internationally well known as "Gohowood".
 This system has been compared frequently with measures against illegal logging being taken in the U.S. and the EU.

11,000を超える事業者が参画し運用している林野庁ガイドラインによる合法性証明のシステムは,「Gohowood」として海外でも知られています。違法伐採に対する対応は米国やEUなどでも進展しており,日本の取組との比較をされる機会が多くなっています。

As a leading member who has been involved in implementation of this system from the very beginning, in this article I discuss its significance and present challenges to the system in Japan from a global point of view. I hope that new horizons will be opened up in this important system as it marks its 10th anniversary. このシステムの運営に当初からかかわっていた筆者としては,本稿で,グローバルな視野で現時点での日本のシステムの意義と課題について議論し,10周年という時点でこの大切なシステムに,あらたな地平が開かれることを期待するものです。

イベント参加者のみならず大会会場で以下のとおりの3種類の資料を配布ししました。
日本語と英語版をこちらの以下のサイトに置いておきます。

 英文資料  日本文資料
Illegal Logging Issues - Significance and Challenges: Pertinence of Forest Management Governance in Japan & Other Countries 、  違法伐採問題に対する取組みの意義と課題―日本を含むすべての森林の森林管理のガバナンスにも関連して
 Experience of the activities of the Woodmiles Forum in Japan  日本におけるウッドマイルズフォーラムの活動の経験
 Text of the Act for Promotion of Use of Wood in Public Buildings etc(PDF)  公共建築物等木材利用促進法(本文)
 Guideline for Verification on Legality and Sustainability of Wood and Wood Products  木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明のためのガイドライン

chikyu1-32-2<wfcmysidevent>


 


最後までお読みいただきありがとうございました。

持続可能な森林フォーラム 藤原敬 fujiwara@t.nifty.jp