日本森林学会2014年大会から(2014/5/31)

日本森林学会125回大会が埼玉県さいたま市の大宮ソニックシティで3月26-30日に開催されました

残念なが出席すことはできませんでしたが、公開されたプログラムから、公開されている報告で小HPに関係がありそうなタイトルを紹介します。

報告者のご厚意により、お送りいただいた、発表資料を資料室に掲載しリンクしています。

森林学会の報告全体はこちらから

海外における森林政策の展開(発表概要集こちらpdfファイルをダウンロード後しおりから)
アメリカにおける森林関連PESの取組み 柴田慎吾(上智大学地球環境学研究科) A01 生物多様性サービスへの支払(PES)米国の森林分野の取組み19億ドルの実態
アメリカ合衆国における森林投資と林業経営に関する研究 大塚生実(林業経済研究所) A02 、投資ファンドによる林地取得が持続可能な林業経営となり得るのか
ドイツにおける木材共同販売組織の諸形態 堀靖人・石崎涼子(森林総研) A03
発表資料
ドイツでは、製材業の生産の集中が進み原木の安定供給を要求する大規模な製材業に対して、木材を共同販売するための組織化が進んでいる
バイエルン州における木材共同販売 石崎涼子・堀靖人(森林総研) A04
発表資料
近年、年間木材消費量が50 万m3を超える巨大な製材工場が次々とできているバイエルン州での原料調達問題
フィンランド森林法・森林管理組合法改正の動向 山本伸幸(森林総研) A05
発表資料
森林所有者の責任と裁量の増加を目指す大改正
タンザニアの参加型森林管理(PFM)制度の現状と課題 福嶋崇(亜細亜大学国際関係学部 A08
発表資料
、90 年代始めよりアフリカでは先駆的に取り組まれてきたタンザニアの参加型森林管理(PFM)REDDで次のステップへ
中部カンボジアREDD プラス事業計画地内最前線村の生業構造 倉島孝行(森林総研) A09 、森林開拓最前線地でのREDD+事業が相対せざる得ない利益配分に関する構造上の問題
樹林地利用による複合経営農家の実態─タイ東北部の事例─ 橋本沙優(島根大学) A10 New Theoryに沿って土壌保全等の働きを強める自給的な複合農業の動向と樹林地の関係
持続可能な森林政策への貢献(発表概要集こちらpdfファイルをダウンロード後しおりから)
市民の森林管理意識と想定する森林形態 伊藤勝久(鳥取大学) A11 森林と税制度に対する県民意識を追跡調査。2013 年度は、期待される森林形態を問う
企業の森づくり活動に関する研究─栗東協働夢の森プロジェクトを対象として─ 梅原久奈(滋賀県立大) A12 中小も含む地元企業から小口協賛を募り、森づくり活動を進めていくという、全国的にも特徴的な取り組み
これまでの森林・林業政策と森林の機能に対する評価の関係 津脇晋嗣(東京大学)
C01
発表資料
我が国の森林・林業政策は1992 年の地球サミットをきっかけとして方向性に変化
国内木材工業における外材から国産材への転換可能性:外材工場への聞き取り調査から 嶋瀬拓也(森林総研) P1-013 材質は国産材利用上の決定的な制約ではなく、安定供給の見通しや代替原料との価格比較の中で国産材への転換が進んでいる
森林をめぐる臨床環境学とは(発表概要はこちらpdfファイルをダウンロード後しおりから)
森林をめぐる臨床環境学とは 竹中千里(名古屋大学) T10-1
発表資料
「臨床環境学」は、地域の環境問題を総合的かつ実践的に解決しようとする新しい学問体系
 臨床環境学的視点からみた日本のシカ問題  平野恭弘(名古屋大学)  T10-2  農林業被害を引き起こすシカによる森林環境の変化に焦点をあて、臨床環境学的診断と処方提示
臨床環境学的視点から見た東海地方の湧水湿地の保全 富田啓介(名古屋大学) T10-3
発表資料
湧水湿地を事例に、今日の湿地保全の現場で森林の管理はどのように位置づけられているか、について検討
臨床環境学的視点からみたラオス北部山地部の生業と近年の変化 広田勲(名古屋大学 T10-4
発表資料
新しい環境変化の影響下にあるラオス北部山地部の持続的な発展のためは、リスク分散のための土地利用の多様性をある程度担保が必要
 熱帯諸国におけるREDD プラスの実施と地域住民の権利  百村帝彦(九州大学)  T10-8
発表資料
 EDD+の議論をセーフガードの観点から整理するとともに、地域住民の権利について議論
 臨床環境学の「協治」論的展開:自然資源管理のあり方  井上真(東京大学)  T10-8
発表資料
 臨床環境学を「協治」論のもつ諸側面に即して試論的に展開
 臨床環境学からFuture Earthへ  安成哲三(総合地球環境学研究所)  T10-9  Future Earthは、地球の限界を意識し、臨床環境学的視点を含めて、学際、超学際的な連携・協働の枠組みも含んで設計されたもの。アジアが大切
 木質バイオマスの展開(発表概要はこちらpdfファイルをダウンロード後しおりから)
木質バイオマス発電事業の動向と燃料集荷の課題  久保山裕史(森林総研) T12-01   計画中のバイオマス発電施設がフル稼働する潜在的な原料需要量は現行用材生産量の4割
 島根県におけるエネルギー需要と森林資源量  大津裕貴(鳥取大学)  T12-03  島根県で認定されたFIT木質バイオマス発電施設が生み出す製材原料市場などへの影響
  トーセン那珂川工場への燃料供給の現状と課題  赤池成実(宇都宮大学)  T12-04  製材、ボイラー、乾燥機、発電施設を合わせたトータルな森林資源フル活用施設の展望
 チップ供給ポテンシャルと FIT 単価  小池浩一郎(島根大学)  T12-05  発電事業の経済性を決定するのは燃料の供給価格。国際的な先行事例を基にしたFITの問題点

関連資料をいただき次第、資料室に掲載します。

gakkai<sinrin2010>