霞ヶ関を走るウッドマイルズ(2004/4/20)
ウッドマイルズ研究会の総会が、4月の下旬と迫っていますが、研究会ができてもうすぐ1年となります。

おかげさまでいろんな分野でウッドマイルズのことが話題になるようになりました。

中央官庁での話題を二つ紹介します。

(森林林業白書)

森林林業基本法に基づき年に一回閣議決定される公式文書である森林林業白書平成15年版がちょうど4月20日公開されました。(概要

その中にウッドマイレージということばが初めて載りました。

【コラム】 ウッド・マイレージ
 英国の消費者運動家であるティム・ラングは、食料の生産地から食卓までの距離に着目し、食卓がどのくらいの食料輸送にたよっているのかを表した「フード・マイルズ」という考え方を打ち出した。これによって、できる限り地域内で生産した農作物を消費し、環境への負荷を小さくするべきであるという運動が欧州で広がりつつある。この考え方を基に、食料輸入量に我が国までの輸送距離を乗じた「フード・マイレージ」という指標が試算されている。
 「フード・マイレージ」と同様の考え方で、木材の輸入量に輸送距離を乗じて求めた「ウッド・マイレージ」が試算されている。それによると、我が国は米国の4倍、ドイツの20倍のウッド・マイレージがかかっている(藤原敬「木材情報 2002.8」)。


この白書が公式文書にウッドマイルズが登場する最初かと思っていましたが、もう一つの話題です。

環境省中央環境審議会地球環境部会)

4月7日に開催された環境審議会地球環境部会のヒアリング(第17回会合)の席上で、浅岡 美恵気候ネットワーク代表(弁護士)委員から、「国産材振興のために創意的な取り組みが必要である。京都ではウッドマイレージという取り組みをしているが、そういう動きを林野庁はフォローしているか?」という趣旨の発言があった旨、出席していた林野庁の方から聞きました。議事録が公表され次第、掲載します。

地球環境部会名簿
議事録

こういった中央政府部内の動きがどの程度影響力があるのか、一昔前との違いはあるかもしれませんが、ウッドマイルズの普及がそういう段階まで進んできたという、メルクマールにはなると思います。