ウッドマイルズの新たな情報発信ーウッドマイルズ関連指標プログラムの改定(2016/10/22)
 

ウッドマイルズフォーラムでは、木材の木材の輸送距離に関する環境負荷に関する、ウッドマイルズ、ウッドマイレージ、ウッドマイレージCO2(総量、平均)、流通把握度をウッドマイルズ関連指標算出を提唱し、会員向けにそれぞれの住宅を対象としたウッドマイルズ関連指標プログラムを提供してきましたが、このたびこれを、改定しました。

ウッドマイルズ関連指標算出プログラムVer.2016-01公開しました!こちらからどうぞ

会員以外の方にも改定の根拠データ等については、ウッドマイルズ研究ノート(その21)(滝口泰弘)、改定木材調達チェックブックで関連情報が提供されています。

上記の5つ指標のほかに、E森林の持続可能性 (%)、F木材の乾燥CO2 削減率 (%)、G木材の炭素固定 (t-CO2)が計算されます。

 <ウッドマイルズ関連指標>
@ウッドマイルズ (q)
使用された木材が、森林から算出拠点まで運ばれた距離
(1m3 あたりの平均距離)
Aウッドマイレージ (m3・q)
使用された木材に、ウッドマイルズを掛け合わせたもの
BウッドマイルズCO2 (s-CO2)
使用された木材を、森林から算出拠点まで運ぶために必要なエネルギー消費によって排出される二酸化炭素の量(1m3 あたりの平均排出量)
CウッドマイレージCO2 (s-CO2)
使用された木材を、森林から算出拠点まで運ぶために必要なエネルギー消費によって排出される二酸化炭素の量(総量)
D流通把握度 (%)
使用された木材が、森林から算出拠点まで運ばれる際の輸送経路について、確実に把握している輸送経路の割合(木材のトレーサビリティの把握の度合い)

<木材利用環境貢献度 総合評価>
上記のウッドマイルズ関連指標+
E森林の持続可能性 (%)
使用された木材について、産地(森林)の持続可能性が確認できた割合
F木材の乾燥CO2 削減率 (%)
使用された木材について、乾燥過程におけるエネルギー消費によって排出される二酸化炭素の削減率
G木材の炭素固定 (t-CO2)
使用された木材に固定されている炭素の量(二酸化炭素換算)

例えば、東京近郊に建てた住宅について部材を調べてみると・・・


住宅の部材が上記の履歴をもっていたとします。・

といった計算結果が提示されます。

(輸送CO2削減率)

ウッドマイルズフォーラムでは、日本使われる木材についてウッドマイレージCO2の平均値を割り出しています(全国平均値は研究の進捗状況に応じて随時改定されます)。この値と算出結果を比較して、ウッドマイレージCO2削減率を評価します。(普段日本で使われる木材のウッドマイレージCO2は8年前の平均値から下がっています(国産材化の見える化!!。この点については追って掲載ます)

(乾燥CO2削減率)

木材乾燥に使用される化石燃料の平均値と実際の使用量の差異を評価すべきですが、現状では、まだ化石燃料の信頼できる平均値が導き出されていませんので、本チェックブックでは、乾燥工程において、全て化石燃料による人工乾燥で行った場合と、実際に実施した乾燥工程で使用された化石燃料の差異から、木材乾燥における化石燃料削減量を割り出し、評価することとしています。利用するバイオマスの環境基準なども考慮する必要がありますね。

炭素固定期間などまだ、整理しきれていない面もありますが、住宅建設に取り組む関係者に木材の環境情報を幅広く提供するツールとして活用が期待できます。

こちらからどうぞ

enaergy2-72(woodmilesprgnew)