2050年カーボンニュートラルの実現に向けた住宅・建築物の対策(2021/9/1)

8月23日付で、経産省のサイトでに2050年カーボンニュートラルの実現に向けた住宅・建築物の対策」という記事が載りました

「国土交通省、経済産業省及び環境省は、令和3年4月より「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」において、6回の議論を重ねて」きた結果なんだそうです。

「新築される住宅・建築物について省エネ性能・太陽光発電設備」などが記載されているんだろーなー・・・と思ってみてみたら・・・

V.吸収源対策
(炭素貯蔵効果の高い木材の利用拡大に向けた住宅・建築物における取組)

という章があって、以下が提言されていました。

--------------------

? 木造建築物等に関する建築基準の更なる合理化を進めること
? 国や地方自治体が建築する公共建築物において、率先して木造化・木質化に取り組むこと
? 民間建築物において木材利用が進んでいない非住宅建築物や中高層住宅における木造化を推進するため、その支援を行うこと
? 地域における、省エネ性能の高い木造住宅等の整備に対する支援を行うとともに、地域における木材の安定的な確保の実現に向けた体制整備を推進するため、地方自治体とも連携して、その支援を行うこと
? 建設時の炭素排出量において地域材等の利用効果を評価可能という観点からも、LCCM住宅・建築物の普及拡大に向けた取組を進めること

-----------------------------------

ウッドマイルズフォーラムが提唱してきた、地域材の環境性能評価!がここまで来た!

林野庁の施策への提言みたいな部分もありますが、省庁の垣根をこえて循環型資材である木材に利用推進に取り組むんだそうです。

原文の背景説明にもありますが、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が改正され、題名が「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に見直された、パワーですね。

原文をどうぞ。→「脱炭素社会に向けた住宅・建築物における省エネ対策等のあり方・進め方」本文概要検討過程ロードマップ

energy4-2<CN&const>

■いいねボタン