世界の森林の現状(FAO森林白書から)(2016/8/27)

国際食糧農業機関FAOが2年に一回出版する森林白書が林業委員会に合わせ公表されました。

State of the World’s Forests 2016 Forests and agriculture: land-use challenges and opportunities6

今回の副題は「森林と農業と土地利用の課題と可能性」。
特に持続可能な開発目標2030などによる、開発計画の見える化、貧困からの離脱問題などと森林との関係をにらんだ編集となっています。

   
 熱帯林では森林の減少が大きく、農地が拡大している  森林と農地の増減、所得が増えると森林は拡大、農地は減少
   
  食糧生産と森林の拡大がうまくいっている国の教訓は
1 土地の権利を守り利用の変化を規制する効果的な制度的な枠組み
2 農業と森林のバランスの取れた政策調整
3 社会や環境保全を意識した農産物市場
4 経済の革新と成長
5 農業生産性と持続可能な森林経営への投資
6 地域住民と小規模所有者の参画
7 農業生産性の持続可能な森林経営への政策手段の活用
8 統合した土地利用の促進
   
 検討すべき課題
 各国は
土地利用の変化の効果的規制に向けた各セクター間の政策統合
バランスの取れた土地利用の戦略についての土地利用計画の作成
持続可能な農業生産持続可能な森林経営を促進する投資の増進と政策の利用
 FAOが各国を支援する点
森林、水、土壌、気候などに配慮した土地利用計画の開発
所有権の保全連携の強化による土地管理制度の強化
森林の社会的、経済的、環境的価値を確保する効果的な情報収集のモニタリング

途上国向けのメッセージではありますが、地球の持続可能な開発のための課題です。

我が国の取り土地利用計画の中での森林の位置づけなど、重要なメッセージになるのではないでしょうか。

国土形成計画平成2015年7月 

chikyu4-20(sofo2016)