氏名 |
所属役職 |
カテゴリ |
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福田淳 |
林野庁木材産業課長 |
官 |
・まずは、著書の出版、おめでとうございます。 ・藤原さんは、林野庁の大先輩に当たり、退官後も、森林・林業政策について精力的に発信されていることに敬意。 ・藤原さんとの出会いは、31年前の林野庁入庁の日。それ以後、恐れの念を抱いてきた。 ・昨年、勉強部屋20周年ウェビナーでコメンテーターを頼まれた際、「出版すれば?」と言ったところ、半年程度で出版に漕ぎ着けられたことに驚き。 ・著書で、藤原さんの研究遍歴を改めて拝見して、森林や木材の環境貢献度など、最新トピックスに当時から着目されていた先見性に改めて感心。 ・特に、ウッドマイルズ研究会は、当時、見向きもされなかったが、今や、建築物LCAの導入にあたり、国産材を有利に扱うため、木材の輸送距離に着目する動きあり。 ・ようやく時代が藤原さんに追い付いた感じ。 ・今後も、是非、先見的な研究により、我々を導いて頂きたい。 |
土屋俊幸 |
(一財)林業経済研究所所長、(公財)日本自然保護協会理事長 |
学 |
ただいまご紹介いただきました林業経済研究所所長の土屋と申します。林業経済のトップって書いてありますけど、トップは理事長でて、その下の所長ですので、お間違いのないように。藤原さん、ご出版おめでとうございます。ありがとうございました。あの、今、経緯をご紹介いただきましたけど、今回、私がなんで2番目にいるかっていうと、実はこそっと、藤原さんに言われたんですけども、「お前はペースメーカーだ」というふうに言われました。え、つまり、え、3分スピーチをしっかり3分以内にやれと。内容はなんでもいいから、まずそれをしっかりやれ、ということだと思ってます。福田さんはちゃんとね、1番初めのあれでやったんですけども、私もまずは3分以内で終わらせるってことだけを、主に頑張りたいと思います。私はカテゴリーでいくと学の、トップバッターになります。という立場と今の研究所の同僚、その前は実は、、藤原さん、所長されてましたので、所長の下の、あの頃は多分、委員ぐらいだったと思うんですけど、の立場という両方で、少し述べさせていただきます。まず、研究者としての立場なんですが、記憶は定かではないんですが、実は私は藤原さんに、直接、面と向でお話するよりも前に、勉強部屋のサイトの方を存じ上げてました。そこには経歴も載っておりますし、膨大な情報が、その頃からあって、私が2002年に東京に、北日本の方に17年ぐらいいって、帰ってきた直後ぐらい、そのちょっと前に始まってるので、その頃からサイトも見始めていて、何しろ、国際的な情報や、地球環境の環境のこと、もう1つ、私が非常に、お世話になったのは、学会に藤原さん非常にいろんなところの学会に、顔を出されていて、発言もされる方でして、感想記録と、藤原さんの基準で選んだ、面白い、トピックスっていうのが、載るんですね。、私どもは、藤原さんのトピックスに、辻井なんかが載ると、載せていただいた、と思うものでした。で、あの、実はそのサイトで藤原さんっていうのを、存じ上げて、多分、生身の藤原さんに会ったのは、それ結構後だと思うんですね。非常に緊張して、お会い、あのその頃、林野庁とかあんまりお知り合いじゃなかったので、なんかすごく偉い人に会っちゃったみたいなことだったんですけども、、ご存知の通り、藤原さんってのは非常に、えらいそうにしてないっていうか、失礼ながら、官僚然としてない方なので、非常にフレンドリーに、お話をいただいて、非常に感激したっていうのを覚えております。研究者としては、それからもうずっと、サイトのユーザーとしては、折に触れ利用させていただきました。、それから、メルマガも、大事なものとして、使わせていただいたこと、印象に残っております。急に飛びまして、林業経済研究の関係なんですけども、先ほど申しましたけども、藤原さんはちょうど10年前ですね、2015年の6月から、2年後の、5月末、まで、研究所の所長を、していただきました。あの、実は林業経済研究所は、創設以来、もう結構経ってるんですけども、何回も危機があるんですけども、比較、1番最後の危機かな、またこれからも危機あると思いますけども、実は、大体、研究者のがなることが多かったんですけども、その前の、山縣さんも林野庁のOBの方ですが、藤原さんの2代については、仕方なくっていうか、研究者でやってられないっていう状況になっていたので、林野庁のOBの、方に、お願いしようっていうことで、藤原さんに、2年間お願いしました。そこで、今の研究所に繋がるような、委託事業をしっかり受けながら、片一方では、の林業経済誌っていう、学術誌を、発行するってスタイルが、構築されたっていうのは、藤原さんが、あったからこそだと思ってます。おそらく、それがないと林業経済、今、なかったんじゃないかと4、私は思ってるようなところもあり本当にありがたい方だと思ってます。林業経済所長された後、フェロー研究員として、ずっと今も、研究の、いろんなことで貢献されてるんですが、私が、ひょんなことで、藤原さんの、あとのあと、所長に拝命されまして、そこで、急に逆、立場が逆転しまして、上司とフェロー研究員って立場になったんですけども、それはともかくとしてですね、あの、非常に、いろんなことで議論させていただいたり、あの調査にもなかなか印象深い調査なんですけど、その話してると時間かかりますので、しないんですけども、一緒にさせていただいたっていうのは、非常に記憶に残っております。やっと最近戻ってくるんですが、あの、21年前になりますかね、そのもっと前ですね、あの、実は原稿をいただいて、これを出したいと思うんだけど、って話をいただいて、あの非常に膨大な量だったので、これ、出んのかなっていうのが、あの正直なところでした。なんですけど、読んでみると、非常に、面白い、えっと、ま、えっと、原稿だったので、ぜひこれは出すべきだっていうことで、お勧めしたぐらいですね。もう一点だけ言わせていただくと、あの、この本、QRコードが多いんですが、このQRコードは、お勧めしたような気がします。どうしてかっていうと、サイトが1番重要な、藤原さん業績で、それと繋げるために、メルマガがあるわけですが、この本だけが、独立してしまうと面白くないと思ってまして、やっぱりそのQRコードで、実際のサイトの方にも繋がって、更新した情報ないし、詳しい情報っていうのはそっち見ればいいっていうふうになると、マルチメディアで、一応3つってかマルチだと思うんですけども、いろんなことが、できるんじゃないかと思ってます。フェロー研究員で、ずっと長く世話になってるわけですが、今度、来週ですね、林業経済研究所がいろんな事情で、少し、都内、都心まで行かないんですけども、移転します。実は、東京大学の農学部の近くの、ところに新しい事務所ができるんですが、そうすると、藤原さんのご自宅にかなり近くなるので、ぜひこれからも、いろいろ、寄っていただいて、いろいろ議論、もしくはこの本の続きを、していただければ、ありがたいなと思ってます。以上、本の、ご出版、おめでとうございました。どうもありがとうございました。ありがとうございます。 |
熊谷朝臣 |
東京大学大学院農学生命科学研究科教授 |
学 |
東京大学の熊谷です。実は今回、皆様にお伝えしたいことがあって参りました。何をお伝えしたいかというと、森林の、二酸化炭素吸収の話です。森林がどれだけ二酸化炭素を吸収してるかって話に、話、そこに平ら化してんですよね。炭素をどれだけ蓄積するか、それだけになってんですよね。これ何のためにやってんのか?温暖化抑制したいんですよ。という話です。で、だから、手段がなんか目的化してるから、ちょっとそこのところを皆様に、再認識していただきたいという話です。さあ、はい、ちょっと勉強します。いきますよ。今、日本と世界で、えっと、二酸化炭素は、だいたい10ギガトン、炭素。10ギガトンの炭素放出されてます。そのうちの1が森林破壊です。9が人間の活動です。生産活動です。10です。もう、ギガトンは忘れましょう。10のうち半分、5、さらに半分に割ってみましょう、2.5、2.5は海が吸収してます。2.5は森林が吸収してます。残り5があります。これ毎年の話です。残り5、残りました。どうなりますか?大気に残るんですよ。温暖化を引き起こします。5残るから温暖化が起きるんです。この5を消したいんです。じゃあどうすればいいか?森林破壊、完全に止めるのは無理かもしれません、がじゃあ理想言いましょう。1減らします。はい、残った、えっと、大気に残るのは4になりましたね。4です。さあ、どうするか。森林、と海、実は海にも期待するができません。2.5のままです。さあ、森林です。今、実は、私達の今、やってる研究です。毎年、毎年、えっと、だいたい100年ぐらいかけて、毎年、2、吸収することは可能だと踏んでます。2、吸収することは可能です。でも、これが限界です。無理です、これ以上は。ということは、大気に2残りましたね。2残ったんです。もうどうしようもありません。何をするか。放出がまで9あるんですね。どうするか。7にすれば0になりました。でも0では止まんないんですよ。今のまんまです。もうちょっと減らしましょう。9を7にした、6にした。毎年マイナス1ですね。だんだん濃度が減って、大気中の二酸化炭素濃度が減っていきます。これでやっと、温暖化は抑制されます。だからこれで言いたいのは、いいですか、森林だけではどうにもならないんですよ。森林だけではどうにもならない。テクノロジーとして、例えば、再生エネルギーを使うとか、太陽電池、とか、テクノロジーですね。出さないということ。例えば、あと、換気扇の化け物みたいなの、で無理やり空気を吸って、炭素を、二酸化炭素を炭化して地中に埋めるっていう技術もあります。あれも発展するかもしれません。なんらかのテクノロジーを使って、9を7、6にしていく。それが、必要になります。じゃあ森林は無力なのか。違います。9を6にするんだったらできそうな気がしますよね。9を2にするとか、むちゃな話があります。無理です、そんなの。今だってこんなに減ってないんですよ。どうします。でも9を6だったらできそうな気がするじゃないですか。努力する気が起きるんですよ。森林の能力とはそれです。私達は、森林を活用することによって、なんかできそうな、温暖化を森林の力に助ける、森林で助けることによって、温暖化を抑制することができるだと、いうとこです。で、私の仕事はこれだと思ってます。森林だけでどうにもならない、でも森林があるからこそ、人間は努力する気が起きる、ということです。バーっと言いましたけどもこれを、追加情報として、利用していただければと思います。ご著書、ご出版、おめでとうございます。どうもありがとうございました。ありがとうございます。 |
毛利 勝彦 |
国際基督教大学教養学部教授 |
学 |
藤原さんが「勉強部屋」を立ち上げられた3年後、横浜市立大学での国際関係学の授業にゲスト講師としてお招きしたのが最初の出会いです。当時、ヨハネスブルグ・サミット(2002年)に合わせて出版したテキストブック『持続可能な地球環境を未来へ』(2003年)にも寄稿いただきました。リオ・サミット(1992年)で交渉されていた森林条約がなぜ成立しなかったのかを解説いただき、条約としては成立しなかったものの、他のリオ条約・議定書、森林原則声明に基づくモントリオール・プロセス、民間部門での森林認証制度など、その後の展開により「バーチャルな森林条約」は存在するのではないかという新しい見方をご教示いただきました。まさに、官産民学による森林ガバナンスの基盤となる視点でした。 今年の年頭に出版された海外研究者向けの英文ハンドブック『日本の環境法・政策・政治』(2025年)にも日本の森林政策について寄稿されましたが、インターネット上での「勉強部屋」の膨大な情報は、生成AIが広がる中で、自動翻訳もされて、日本だけでなく海外からのアクセスも増加しているのではないかと思われます。現在勤務している国際基督教大学でも、こうした情報も活用して日本の森林環境政策で博士論文を書き、現在リトアニアの大学に勤務している卒業生がいます。 藤原さんの現場でのご経験や精力的なアカデミック活動を通じて、私たち人間は森林からの恵みを受けて生きている「木族」であるとの認識が国境を超えて広がっているのではないでしょうか。ぜひ、今後とも「木族」のリーダーとしてご活躍なされますことを祈念して、今回のご出版のお祝いメッセージとさせていただきます。 |
山ノ下 麻木乃 |
地球環境戦略研究機関(IGES)ジョイント・プログラムディレクター,) |
学 |
ご紹介いただきました、地球環境戦略機関の山ノ下です。 この度は、『国際的な環境ガバナンスと日本の木材利用』のご出版、誠におめでとうございます。持続可能な森林フォーラム代表の藤原様、そして関係者の皆様に、心よりお祝いを申し上げます。本日はこのような素晴らしい会にお招きいただき、大変光栄に思います。 私は、以前こちらのフォーラムが主催されるウェビナーで、気候変動の観点から森林についてお話しする機会をいただきました。ただ、講師という立場でありながら、いつも皆さんから学ばせていただくことばかりです。 持続可能な森林フォーラムの本当に素晴らしい点は、森林認証から国際政策まで、非常に多岐にわたるテーマを網羅されていることです。そして何よりも、中心におられる藤原様の探究心には、いつも感銘を受けています。以前、ウェビナーの準備をしておりました際、事前に的確な質問をいくつもいただきました。その時に、藤原様が大変な熱意とニュートラルな姿勢で、深く探求されているのだと改めて実感したことを、今でもよく覚えています。「 勉強部屋」というウェブサイトの名前は、まさに25年間、真摯に学び続けてこられた藤原様のそのお姿を、そのまま表しているように感じます。 また、本のタイトルである「国際的な環境ガバナンスと日本の木材利用」というタイトルにも私は感銘を受けました。今年の夏も、記録的な猛暑でした。皆さんも、気候変動が暮らしを脅かす差し迫った課題だと、肌で感じていらっしゃるのではないでしょうか。この大きな課題に対し、森林が果たす役割はますます重要になっています。しかし、森林問題はとても複雑で、専門家でなければ全体像を掴むのは簡単ではありません。そして、日本の政策や消費者の行動は、国際的な環境にリンクしていると私は確信しています。だからこそ、藤原様が続けてこられた「勉強部屋」のように、信頼できる情報を誰もが分かる言葉で解説してくださる場の価値は、計り知れないほど大きいと、私は考えています。藤原様の客観的で多角的な視点は、今後の日本の木材利用のあり方を考え、私たち一人ひとりが行動を起こす上で、力強い羅針盤となるに違いありません。 結びに、本書が広く多くの方々の手に取られ、日本の森林と社会の未来を明るく照らす一助となることを心からお祈りいたします。そして、持続可能な森林フォーラムの益々のご発展と、藤原様の今後の更なるご活躍を祈念いたしまして、私からのお祝いの言葉といたします。 本日は誠におめでとうございます。 |
上河潔 |
(一財)林業経済研究所フェロー研究員 |
官 |
藤原さん、このたびの出版、おめでとうございます。 そして勉強部屋を25年間も続けてこられたことに心から敬意を表します。 藤原さんは、私の大学の先輩、そして林野庁の先輩にあたります。 林野庁時代は、一緒に国有林の労働組合の団体交渉で苦労したこともあります。 私は林野庁退職後に、日本製紙連合会常務理事となりましたが、藤原さんは全国木材組合連合会常務理事でした。 当時は、違法伐採対策が大きな政策課題でしたが、木材の合法性を確認する林野庁のガイドラインでは、①森林認証、②団体認定、③個別企業の独自の取り組みの3つの方法が示されました。日本製紙連合会は③を選択し、違法伐採対策モニタリング事業を実施しましたが、藤原さんは②の団体認定を推進され、素晴らしい成果を上げられました。 また、クリーンウッド法が制定されると、藤原さんは、林業経済研究所に移られていましたが、一緒に日本製紙連合会の団体一括登録制度を立ち上げました。 私は、日本製紙連合会を退職後、公益社団法人森林・自然環境技術教育研究センターに移りましたが、今年度、木材合法性確認DD審査認証事業を開始するにあたって、藤原さんには、判定委員会の委員長を務めていただいています。 私は、現在、藤原さんと同じ林業経済研究所フェロー研究員でもありますが、日本林政ジャーナリストの会事務局長もしており、藤原さんもその幹事として一緒に活動させていただいています。 来週には共同取材として大阪万博を視察しますが、その準備にも大活躍されました。 このように藤原さんと一緒に仕事をさせていただくことが多いのですが、いつも驚かされるのが、その人脈の広がりです。産官学民の連携を実践されているその行動力に感服しています。 これからも、藤原さんがお元気で活躍することを祈念して、私のお祝いの言葉とさせていただきます。 このたびの出版、本当におめでとうございました。 |
速水亨 |
(NPO法人)日本森林管理協議会(FSCジャパン)副代表 |
産・民 |
ただいまご紹介いただいたFSCジャパン副代表の速水亨でございます。 本日は藤原敬さんのご著書『国際的な環境ガバナンスと日本の木材利用』の出版をお祝いする席に皆様とご一緒できますこと、大変光栄に存じます。 私はこれまで林業の現場に身を置きつつ、FSC認証の普及や、生物多様性保全と森林管理、木材利用のそれぞれをどう確立するかに努めてまいりました。また国際的な議論にも関わる機会をいただいてまいりました。* FSCの普及は製紙業界では比較的スムーズに広がり、瞬く間に印刷業界も含めて常識になりました。残念ながら木材においては‘手に入りやすい、安価’と言う要求が日本の木材業界が国際的な環境基準のステージに上がることを妨げています。 また国際的な議論の中では最近痛感したのは、国際社会の環境ルールに、森林と人の関わりをどう反映させるかが大切ことに気づかされることが多いです。 藤原さんが本書で示された、学問的にも実務的にも広がりのある視点は、まさに今の日本の林業と木材利用に必要な羅針盤だと感じます。* さて藤原様から挨拶を最後の方にお願いしますと言われておりましたが、実はこの後、青山の劇場で知人で女優の秋吉久美子さんの演劇の最後の上演に駆け付けなければならなくて、早めていただきました。持続可能な森林管理はとても重要ですが、美人との御縁もこれまた私にとって重要なので本日は途中で失礼いたします。 この場を借りて改めて藤原さんに敬意を表し、また今後この素晴らしい書が、国際社会と日本の木材利用そして市民をつなぐ橋となることを願っております。 藤原さんのご健勝と、本日ご参集の皆さまのますますのご活躍を祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。ありがとうございました。 |
山口真奈美 |
(一社)日本サステイナブル・ラベル協会代表理事 |
民 |
藤原様、御出版おめでとうございます。私実は2000年、勉強部屋が立ち上がった頃はまだ大学院生で、実は学生の頃にずっと、サイトを参照させていただいて勉強してました。私自身が子ども頃からあの、森の保全、環境の保全の仕事に就きたいと思っていたんですけれども、地球の裏側の熱帯林とかが破壊されている。それが企業の行動が非常に大きいなと思っていて、経済性だけじゃなくて環境や社会に配慮したビジネスのあり方、その時に、注目をしたツールとして森林認証を、当時研究したいと思っていた時に、なかなか日本では、やはり文献もないですし、林野庁が取得する、しないっていう頃だったので、その後ずっと勉強させていただいていて、あの、本当にここに集まりの皆様、私からしたら本当に大先生方ばかりの中で、ご一緒させていただき、ありがとうございます。本の中にもありました、レスターブラウンのプランBという本も、私実はレスターブラウンの手伝いを当時していて、プランBの、完訳のお手伝いもしていた時に、地球規模で考えていかなきゃいけないっていうところの中では、今、私自身がやってるのも、農業とか、繊維とか、水産とか、地球は一つで繋がっていて、持続可能な調達をしていくっていう時に、森林の分野っていうところでは、皆様は集まりっていうところもあって、縁があると思うんですけれども、その業界がもうちょっと横串でやっていけないかなということで今日本サステイナブルバイオマス協会というのをしています。今までその勉強してからちょっと、大学院の後に、外資系の認証機関の立ち上げ、引きこもたちもやっていて、世界中色々見させていただく中で、森林とか、林業とか、森のあり方っていうところにまた戻ってきたわけですけれども、勉強するだけではなくて、このサイトを通じて藤原様自身が、学んでそれを発信して、それを共有していただけるっていうのはすごい、自身も、力になりますし、多くのこれからの学生さんも含めて、企業の皆様も参考にしているっていうのを聞いているので、これからもますます、ご発展するのを、楽しみにしております。改めて、おめでとうございました。ありがとうございます。
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泊みゆき |
(NPO法人)バイオマス産業ネットワーク理事長 |
民 |
藤原さん、本のご出版おめでとうございます。そしてこんなこのような機会をいただきありがとうございます。今ご紹介いただいた、バイオマス産業社会ネットワークというのを1999年に設立したので、先ほど本を拝見していて、勉強部屋のスタートと大体同じぐらいの時期だなと思いました。、私もね、バイオマスということでずっとやっていて、持続可能なバイオマスの利用をどう広めていくかという事でこの団体をあ、27年ほどやっています。非常に範囲が広くてね、もちろん森林もあるし、木材もあるし、それだけではなくて農産物もあるし、廃棄物もあるし、例えば燃焼の方式だとか、利用の方法とかったようです。なた液体もあるし、発電もあるし、熱量もあるしみたいなことで、あまりにも、あの、範囲が広くてなかなかアップアップなんですけども、その時にやはり、藤原さんの勉強部屋は、森林関係について非常に、ポイントというか、重要なところが、簡潔にピックアップされていて、重要な情報源として活用をさせていただいてます。バイオマス白書というのを毎年出してるんですけども、バイオマス白書で検索していただくと出ていきますが、そのリンク集の中にも、藤原さんの勉強部屋を入れてまして、森林関係、木材関係の中の情報源としてご紹介をさせていちます。バイオマス産業社会ネットワークの会員でもいらっしゃいます。ありがとうございます。宣伝をさせていただくと、実は今、こちらの築地書館さんで私どももですね、今本を出版しようということで準備してます。輸入バイオマスの持続可能性というか問題、課題についての本を書いています。皆様も、いろいろお聞き及びかと思いますけれども、フィット制度ができて、バイオマス発電っていうのがものすごくたくさんあちこちにできまして、、国産材を使っている発電所もあるんですけれども、圧倒的に海外から輸入してるんです。7割、8割は、海外から輸入してまして、中にはカナダの原生林をきったものだとか、インドネシアの熱帯林をきったようなペレットがね、日本のバイオマス発電所で燃やされて、我々の電気料金に上乗せされているお金で支えられて広がってるのでこれはあんまりだと。でも持続可能なバイオマスっていうのはあって、まあ、間伐材であるとか、廃棄物系とかを上手に使うっていうのはこの脱炭素の中で非常に重要なんだけれども、そもそも森林とバイオマスっていうのが、バイオマスは本当にカーボンニュートラルなのかみたいなことが今ものすごく議論になってまして、ま、そのあたりをちょっと整理、し、専門知識を持っている方とか、活動している方と、本を今作ってますので、また築地書館さんから今年の終わりか、もしくは来年の始めぐらいには出るかと思います。また皆様と共にこの問題に取り組んでいければと思います。本日はどうもありがとうございます。ご出版どうもおめでとうございます。 |
嶋田きよの |
ユニインターネトラボ(株)代表 |
産・民 |
ご出版おめでとうございます。私ども本当に裏方で、生で藤原さんにお会いするのも久しぶりで、いつもうちのスタッフが藤原さんの色々お手伝いをさせていただいまs。本当に素晴らしいことだと私も思ってます。 私も同じく1999年に、Webデザイナーとして独立をしまして、2000年に会社にしているところなんです。当時その頃って本当にホームページを作るっていうのはごく稀な変わった人たちで、書籍もないし、勉強するところもないし、自分で調べて、海外のサイトやら何やら、HTMLをこうエディターに書いていって、初めてWebサーバーにページを載っけて、世界中に発信ができると。そういう仕組みをいち早く藤原さんは見つけられて、個人でずっとこの25年間発信を続けてきたっていうのは、本当に稀な、稀有なことであろうと思います。私どもがお手伝いをさせていただいているのもほんの一部で、ほとんど藤原さんが全部やってらっしゃる。私の会社もその当時、ホームページ制作会社じゃなくてWebマーケティング会社ってちょっとかっこよく言ったりするんですけど、要するにマーケティングっていう発想がもう藤原さんはその当時からあったわけなんです。ホームページって置いてあるだけじゃ、取りに来てもらう時にしか参照されないんですけど、必要と思われる方々をゆるやかに囲い込んでプッシュ型の情報を発信をしていくって、今だったらSNSも、メールマガジンもありますけど、最初からそれをずっとやってらっしゃる。そういったところの観点からしてもすごいと思いますし、25年経ってこういう改めてこういうリアルな本ができて、そのサイトが紹介されてるっていうのが、またこれまたすごいと思ってます。ホームページの便利さって皆さんご存知の通りですけど、やっぱりこのリアルで手にするものが伝えられるもの、人から人へ、目に触れて、手元に置かれることってまた違った価値があると思うんです。なのでこの節目の時にまとめたものが、そのリアルのものにもなって、本当に素晴らしいと。いつもその藤原さんのその情熱と、その聡明さと・・・、私ども、できる限り、、長くお手伝いできればと思っておりますので今後とも、、ご活躍、情報発信楽しみにしています。今日はどうもありがとうございました。 |
藤真知子 |
児童文学作家・詩人 |
民 |
ご出版おめでとうございます。もうサポートしていただいているのはいつも私の方が質問しては、もう藤原さん何でもご存知で、みんななんか教えてくださるんですけど、藤原さんでも、他の方に質問なさったりするんだなって、今びっくりして気を持ってました。でもそういうことがあるから何でもね、ご存知なんですよね。藤原さんでさえ知らないこともたまにはありまして、そういう時は、リンク先を教えてくれたりしてます。私は今おっしゃってたような、こういうような女の子向けの魔女のお話を、60冊続いて、170冊ぐらい出してるんですけど、今大阪万博ですけど、愛知万博の20年前の時にこの本「モットしゃちょうと モリバーバの もり」を出しまして、台湾で環境省から賞をもらって、未だに中国とか韓国とか台湾では出てるんですけど、なんか日本ではあんまりなんですけど。それからいろんな関係で、本日おいでになる国土緑水の田中さんとか、あの、小澤さんかとか、いろんな会に出ていく中で藤原さんと知り合になる経緯がありました。藤原さんは本当に何でもご存知だ。私にとってはすごいもう森林物知り博士みたいな感じで。つい先日スーパー
ドクター G シリーズとなって、SDGsっていう本も出し始めました。今SDGsの全国セブンイレブンがやってるSDGs子供ポスターコンクールの選考員もしてるんです、やっぱり子供たちはこういうのを書いた時もみんなにやっぱりこれをしちゃダメとかいうのをばっかり言われているとすごく暗くなるんで、例えばこういじめでもなんでもそうですけど、いじめちゃいけないとかそういうことばっかりじゃなくって、私はもっと世界が広いんだよっていうことを言いたいめに魔法とかSFが大好きで、そういう話書いてるんですけど、ポスターもやっぱりね、暗いお話と、それからあとすごくこう明るいお話、例えば、こう海とか森を守りたいっていう時に自分の大好きな海とか森を書けば、その子が好きなものを守っていきたいって気持ちになれる、それでやっていくといいなっていう風に思っています。だからあの、私もこうこの頃ワークショップで、えっと、結構ワークショップだと、まあ、魔女は魔法使いになろうとかいうのをやるとワーって集まるんですけど、SDGsの、この前もメッセージカードを作ろうっていうのをやったんですけど、それの時もやっぱりみんなが大好きな、守ってきたい地球を書こうねって言ったら、みんなすごく喜んでやってくれてたので、いろんな形で、これからも子供たちに伝えていきたいと思います、藤原さんにも色々お伺いするかもしれませんけれど、よろしくお願いいたします。本当に今日はありがとうございました。 |
上田昌文 |
(NPO法人)市民科学研究室代表理事 |
民 |
藤原さんご出版おめでとうございます。藤原さんの勉強部屋の25周年ということで、お茶の水で開かれた会合に、出席したのですけども、その時にあの膨大な中身をどういう風にまとめていかれるのだろうと思っていたら、本当に間もなくこの本ができあがったのでびっくりいたしました。私たちのNPOでも藤原さんを招いて、随分昔の本になるのですけど、ウッドマイルズについて書かれた本がありまして、それのことを素材にインタビューをさせていただきました。その時にも申しましたが、実は私たちのNPOというのは、窓口はいろいろあるのですが、一般の市民が科学技術に関わることでこれはどうしてもほっとけないということがあったら、一緒に、本気で調べてみようということを組織化してやる、そういうNPOです。例えば、ウッドマイルズに関連することで一つ言いますと、随分前になりますが、私たちはペットボトルの水のウォーターマイレージを、本格的に調べたことがあります。それをやった時に3ヶ月かかったのです。きっちり計算するのは。だから、ウッドマイルズのようなものをきっちりやって、しかもですね、それを社会実装してそのあとちゃんと使えるようにしていくのはいかに労力の掛かることか、ということは私なりに理解できます。そういう点でも藤原さんはすごいなという感じはするのですけども、例えばペットボトルのことで言いますと、今皆さん使っているペットボトル、海外産の物と日本産の物がありますけれども、海外産のものは恐らく、私が発表した十数年前から比べると、消費はちょっと減っている感じがします。でも依然として、かなりの量が使われていますね。つまり私が言いたいことは、ただ単に計算してこういう結果になっているというデータを出すだけでは、世の中は変わらないということです。そういう意味では藤原さんがなぜ変えるように持っていけるのかということの背景にはやはり、お茶の水の集会にいた時に直感したことですが、要するに、彼の経歴からくる、産官学全ての人と繋がって、連携が取れるとか話し合いができるとか、そういう場を彼自身が作る力を持っているからだというふうに思います。例えば、ペットボトルのことで言いますと、今皆さんご存知のように、マイクロプラスチッスのことが問題になっています。信じられないかもしれませんけども、1本のペットボトルの中に数万個のマイクロプラスチックが入っている場合があります。で、そういう事態を変えていこうということで、プラスチック国際条約の動きがありますけれども、全然うまくいっていません。そういう国際条約をうまく締結するにはどうしたらいいか。元に立ち返って考えてみると、やはり例えば、石油業界、プラスチック業界の企業と、そして民間と、そして学者と、行政と、それらをきっちり繋ぐような議論の場を持てるかどうかにかかっているのですが、それが持てていない。それができないことが次に進めない大きな原因になっているというふうに私は見ています。ですので、私たちのようなNPOはそういうところの力を発揮しないといけない。それはわかっているのですけれども、これは本当に、なかなか難しいのです。で、もう一つ藤原さんの活動でありがたいことがあります。あの勉強部屋の膨大な情報量です。すなわち一般市民が本気で何かを調べようとする時に、いろんな手段はありますけれども、1つの分野について今言ったいろんな角度からの情報を、集約していると言いますか、たくさんまとめているサイトというのは、実は意外と少ないのです。いろんな問題に対してこのサイトを見れば大体のことがわかるよというふうに、私の方からは調べたい人たちに対して紹介したいのだけれど、実は1つの手段では済まないということが繰り返されるわけです。でも森林問題に関しては、おそらく、藤原さんのサイトをまず見ることが、出発点になる。そういうサイトを作って維持していくってことがいかに一般市民の、本気でやろうとする人にとっては重要か、ということなのです。そういう意味で、藤原さんから学ぶことはいろいろあります。なので、本当に今後とも、文京区繋がりもありますから、共に頑張っていきたいと思います。どうもありがとうございました。
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田家邦明 |
(公財)日本農業研究所理事長 |
官 |
藤原さんどうも大変おめでとうございます。今日こういう形で、お招き頂いたのは、実は、藤原さんが、25年というにいっておられますけど、多分最初の頃から、林野、勉強部屋が提供されている情報を活用してる、利用者ですので、利用者代表としてお招き頂いたのではないかと思います。と申しますのは、農林省におりまして、在籍中は、藤原さんとよく仕事をしました仲でございます。退官後ですね、学究を志しまして、現在は、ミクロ経済学をベースにツールを使って、森林問題とか、米問題についてを勉強致しております。したがいまして、在野にいる、研究者としてですね、藤原さんが、月一度勉強部屋
の中で提供頂いている、情報ってのは非常に、貴重で有用なものでございまして、色んな論文の端緒とか、数字データを、活用させて頂いてと、思っております。そんな、えらくなくて、単なる勉強部屋の利用者代表として、話させて頂きたいと思っております。、これを機会に、目指すものが一貫してですね、全力で、走り抜いて頂きたいということをお願い致しまして、簡単でございますが、祝いの言葉に替えさせて頂きます。どうもおめでとうございます。 |
梶谷辰哉 |
(一社)SGEC/PEFCジャパン事務局長 |
官 |
ご紹介頂きました、SGEC/PEFCジャパンという森林認証を扱ってる団体におります、梶谷と申します。まずは藤原さんに国際的環境ガバナンスと日本の木材利用、ちょっとタイトルをいうのが長くて言いにくいですが。このご本の出版、素晴らしい本て、おめでとうございます。それと今日このようにこう、大勢の方に集まっていただいて、祝賀会ですか、イベントが開催されることについても、お祝い申し上げたいと思います。まずは、藤原さんとのお付き合いはどうだったかっていうのを見ていますと、実は私も林野庁出身で、その頃から、、上司部下の関係になったことはないんですが、どういうわけか藤原さんという方と、随分、お付き合いしたなという感じを、思ってます。その頃から国際的に関心を藤原さん持っていまして、いろんな問題意識をもって、いろんな方々と話して、私も話しかけられたことはあるんですけども、そういう意味では、その、常日、そういう問題を考えてきたということだと思います。それが、勉強部屋の、立ち上げに、に繋がったと思うんですけども、その25年間の間の、この、本はですね、その想いと、えー、そしてそれを具体的な活動に繋げると、いう手段、そういったもののその集大成ではないかと思ってまして、S
DGs という話ありましたけども、その目標年もあと5年になってますんで、もう皆さん一人ひとりがですね、取り組んでいかなきゃいけないと思うんですが、バイブルというか、指針を示してるんじゃないかと思ってまして、非常に皆様方の、活動に役に立つんじゃないかなという風に思ってます。森林条約失敗して、1992年の会議は、ダメだったという話も出ましたけども、実は森林認証があるのは、そのダメだったおかげなんですね。実は、あの、条約がダメで最終的には、森林の原則声明というのが一応採択されて、それを具体的に森林の、保全に繋げていこうということで検討が始まったのが、まさに森林認証に繋がったということですので、そういう意味では、何らか失敗したようななと思っても、意外と別なところに道をひらけていくという可能性もあるんじゃないかと思います。そういう意味でですね、この勉強部屋っていうのはいろんな、ここにこられてる人たちもいろんな分野からこられていると思うんですけども、そういう人たちの、活動を、集大成したということで、意義深い、勉強の部屋という、ツールだと思っておりまして、ぜひこの出版を機に、さらなる発展に向けて、私どもも応援したいと思います。ぜひ、続けて、またアドバイスを、お願いしたいなと思います。おめでとうございました。 |
高原繁 |
(公財)国際緑化推進センター専務理事 |
官 |
藤原様 このたびの「国際的な環境ガバナンスと日本の木材利用」の発刊、誠におめでとうございます。 ・「持続可能な森林経営のための勉強部屋」の配信をずっといただいておりましたが、あらためて25年を迎えられたことも併せておめでとうございます。 ・私共JIFPROも、グローバルな視点で、海外での植林や森林保全、森林産品のサプライチェーンの改善といったことに取り組んできましたが、藤原様の長年にわたる発信が、われわれのような団体の事業推進にも大きな力となっているものであり、厚く御礼申し上げます。 ・また、この度書籍化に伴い、拝読させていただき、改めて大変勉強になりました。若干上げさせていただきますと、第5章やその他の章でも何度も触れられている、森林・林業や木材関係者、行政関係者だけでなく、一般の企業や市民の方々とコミュニケーションを深め、共同していくことが大事だという視点は、重要であると思いました。 ・具体的なことでも、はた、と膝をうつようなことが書いてあり、例えばバイオマスエネルギーについて、最近、持続的でないということでかなり批判がありますが、どのような点が問題なのか、個人的に良く分かっていなかったところを、分かりやすく解説していただいており腑に落ちたといったことがあります。 また、Jクレジットについて、川上だけでなく、川下にクレジットを付与する取組を進めるべきという提言がされておりました。JIFPROでも木材の炭素固定効果、特に軟弱地盤対策のために地中に打設した木材の炭素貯留効果の評価手法の開発に取り組んでいるところであり、このような提言には大いに勇気づけられるものでした。
この度の書籍発刊は、情報を将来の残るものとして取りまとめられたということで、本当に重要なことと思います。私からもできるだけ沢山の方に読んでいただくことをお願いするとともに、藤原様のご努力に対し、御礼とお祝いを申し上げ、一言とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。
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田中 正則 |
元(公社)国土緑化推進機構専務理事 |
官 |
3分の制約があったり、あるいは、個人的な制約もありますので、メモを作ってきました。 ドクター藤原さん、本日の出版記念会誠におめでとうございました。25年間積み重ねて重ねられた勉強部屋の全体像を拝見拝読し、ドクターの知的探求の広さに圧倒された次第です。林野庁OBの1人として誇りに思います。 勉強会解説の動機を、海外で誕生していた、持続可能性というコンセプトで日本の森林政策を眺めて何か言おうという考えに至ったとドクターは述べてます。 ノルウェーの元首相ブルントラント女子が提唱した、持続可能な開発という言葉が国際的にデビューしたのは1992年の国連環境会議でした。この会議では気候変動枠組条約、生物多様性条約、また森林の原則声明などが採択されましたが、その具体策について、持続可能な開発を巡り、協議議論が継続されております。現在でも。森林の場合は条約でないので、国連の森林フォーラムUNFFという形ですが、本年のUNFFは第20回目と伺っております。 一方、ドクターの勉強会には森林、木材の持続可能な開発に関する内外の貴重な情報やヒントになるアイテムが1200ページにわたって蓄積されております。その中にはドクター自身の解説や産、官、学、民の皆様との垣根を超えた議論の数々も含まれております。ドクターの勉強会は、持続可能性(Sustainability) の宝庫と言えます。もっと言うと、日本版UNFFの側面もあり、私は高く評価したいと思います。 また、ドクターは国際的に高まる環境ガバナンスの動向を探るため、2012年のリオ+20にNGOとして参加されております。フォレスターとしての海外NGOとの対話、交流、我が国の林政上の森林ガバナンスについての情報発信など、全く頭が下がります。 最後に皆様へのお願いであります。林野庁の産んだドクター藤原に緑の文化賞をという運動に参加していただきたいのであります。私はalready oldですので、still youngの皆様にお願いいたします。本日は大変おめでとうございました。 どうもありがとうございました。 |
本郷浩二 |
(一社)全国木材組合連合会全木連副会長 |
官・産 |
風邪をひいていて皆さんに悪いと思ってマスクしたままで失礼します。コロナではありせんので、え、単なる風邪です。申し訳ありません。本日は、このような場にお招きをいただき、また、出版の記念、本当に、おめでとうございます。藤原さんと多分、初めてだったかどうかは定かではないですけど、私が、87年に、マレーシアのボルネオのサバに赴任する頃に、海外林業協力室というところ、当時まだ室じゃなかったかもしれないですけど、ご厄介になってた時にちょっとお世話になったのが最初かなと思います。その林野庁の後輩で、全木連の後輩でもございますけれども、勉強部屋というのをずっとされてんですけれど、とにかく勉強しない、勉強できない、後輩を、温かく、支えてくださった、と思っております。ある時期からしばらくずっと国営林のリストラの話しをしておったもんですから、ほとんど藤原さんと接点はそこにしか、なかったんですけれども、そのリストラの仕事が、だいたい区切りがついた頃から、私の机の前に来られて、この勉強部屋の話をされるように、なって、勉強できない、勉強しない人間に、なん、なんでこんなにられるんかなという風に、実は、思ってたんですけど、大変ありがたいことメルマガジン、も送っていただいたり、こうして来ましたけど、ある時に、ふと、なんで今の日本の林業こんなていたらくなんだろうと、いうことに、思いをはせた時に、やっぱり持続性を失ったということが一番の原因だったんではないかと、その持続性というのは、やっぱり戦中戦後に伐採せざるえなかったのはその通りですが、木材を供給し続けられなくなるほど伐ってしまった、ということが今の日本の林業の体たらくの原因。伐る木をなくしてしまったわけですから、全く収入が山に戻らないわけです。その期間は、それが30年、ま、切って次植えて切れるまで30年40年、さらに50年と、年数を重ねてしまったのではないかなというところが、あります。もう林業だけではなくて、国産材を使う木材産業もそういう状況で、儲からないわけですから、どんどん製材所も減っていく、という状況です。まあ、一時、外国産材をひいて製材業が、頑張った時もありますけれども、今、製材してる丸太の9割は国産材です。外国産材は製品で入ってくるという、状況になってます。そういう国産材という産業が、これから発展してくためには、もう、二度と、持続性を失わない日本の林業でなければならないということに、気づかせてくれたのが、藤原さんの、教えてくださったという、いつも話に来てくださった、持続可能なお話だったのかなという風に思っております。藤原さんのこの本、広く木材産業の業界の方にも、読んでいただくことが、これから必要になっていくのが、先ほど、土屋先生から、時代が藤原さんに追いついたという話がありましたが、もう木材業界は全然追いつき、追いつくどころではどんどん引き離されていくばかりでですね。その原因も先ほど言った持続できない、ことに舵をきってると思うんですけれども、それがグリーンウッド法という話が今ありましたけど、いまだに、なんでこんなことやんなきゃいけないんだよっていう木材業界の声が聞こえます。なかなか、儲かってないもんですから、資本、蓄積が全然ないので、何か新しいことに全然投資できないっていう、新しいことを考えようとしても、先立つものがなっっていう、そういう話ばっかりで、終始してしまいがちな、小規模なって言っておきますけど、製材工場の現状かなという風に思います。そういうところの、団体としてですね、グリーンウッド法、定着させていくためには、まだまだ藤原さんの力が必要だと思うので、この本もこうぜひ広めてですね、場合によっては藤原さんに、ご講演をいただく形にして、先輩である、全木連の先輩である藤原さんに木材業界を、お導きいただければという風に思っている次第です。本日は、本当にありがとうございました。また、よろしくご指導、おねがいします。 |