環境運輸地域開発相ニュース
不法伐採の輸入差し止めに関する措置
ミーチャー環境大臣が違法伐採材対策について語る。G8のコミットメントのフォローアップを最初にスタートを切ると議会の質問に答えて次のように発言。
英国政府は持続可能な森林経営の推進、世界的な違法伐採の削減に努力してきた。違法伐採は政府の歳入を減らし貧困な地域住人の生活基盤を脅かし、ある場合は武装対立を惹起している。
関係諸国への働きかけが第一である。今年中に米国・世銀とともに東南アジアにおける森林法制度を強化するための支援策を話し合う計画である。それとともに国内でも実施できる措置を考えている。違法伐採された木材の国内消費をやめる努力なしに、外国の法制を強化することを求めるのは生産的でない。
政府は木材や林産物の主要な購入者であり自分の建物を合法的に建てる責任を持っている。現在もそのための制度を持っているが、さらなる取り組みが必要。G8のコミュニケの「我々は、輸出及び調達に関する慣行を含め、違法伐採に対処する最善の方法についても検討する。」の約束を守るために次の三点について木材の調達手続きを改善する計画である。
1 FSCなどの独立した三者機関の認証に基づく持続可能な合法的な木材の購入に関する現在の任意のガイドラインを、中央政府の強制的なものにする。
2 各省庁からどのように持続可能性と合法性を担保したかの報告をさせる
3 省庁間の専門グループを作り,各省庁の調達へのガイダンス、目標作成を支援する。
この計画は、持続可能で合法性を証明できない木材の購入を禁止するものではない。それは不公正で実行不可能である。全ての需要に応えるだけ認証木材が生産されているわけではない。また、認証を取り入れられない貧困な国や業者を差別する意図を持っているものでもない。国際的な義務に沿ったものである。我々は法令を遵守し責任ある管理をしている者を支援しようという意図を持っている。