森と人との距離を考えるー「生活と自治」誌特集(2026/7/27)

生活クラブ事業連合生協連合会の月刊誌「生活と自治」誌7月号に「森と人との距離を考える」という特集が掲載されています。

森林政策は、川上から川下までのサプライチェーンを構成する多様な関係者の利害・関心事項が調整される過程で形成されていきますが、もっとも川下のエンドユーザで圧倒的多数が消費者、「生活者の視点」を自負する、月刊誌の特集の内容。

(特集の趣旨)

冒頭に掲載されている趣旨は、

「近年、クマの出没や獣害の拡大が大きな社会問題となっている。一方、日本は国土の約3分の2を森林が占める森林大国だが、林業や農山村の衰退も深刻だ。獣害と農山村の衰退は、このように関係しているのか。都市生活者は何を考えるべきなのか。

対策現場の実践、小規模で持続的な林業の取組、さらに専門家の視点を通して、森と人との新たな距離のあり方を探る。」

ネット上に情報は掲載されていないので、、編集委員会の同意をいただき、内容を紹介します。以下「生活クラブ連合会発行 2026年7月号「生活と自治」No.687」が出典です。

特集1 森の荒廃と里山の変化ー獣害の時代に何を考えるか?
アクマの市街地出没が報じられ、「駆除」と「保護」の声が対立する。だが、その背景には、人が山へ入らなくなった里山や、維持が難しくなる集落の問題もある。獣害対策とは、野生動物を減らすことなのか。それとも、農山村に関わり続ける人をどう増やしていくかという問題なのか
クマが街へ下りてくる/ 人はなぜ山を離れたのか/ 「獣害対策」より地域対策

特集2 森と人の距離はどう縮まるのかーみなかみ町の取り組みから(PDFファイルこちらから)
高度経済成長期以降、放置され、人が離れていった山に、再び人を取り戻す活動を始めた町がある。群馬県みなかみ即では、十年以上前から「山へ通う人」を増やす取り組みを続けてきた。移住者や会社員、高校生たちが山に入り始め、山に人の気配が戻っている
ボランティアのその先へ/ 人が山へ戻り始めた/ 山へ通い続ける

特集3 野生動物からの警告ー人と自然の転換点にどう向き合うかー聞いてみました!(株)野生動物保護管理事務所基代表羽澄俊弘さん
かつて、その生息域が山間部に限られていたクマがなぜ街にまで降りてくるのか。「野生動物保護管理事務所」元代表の羽澄俊裕さんは、この現象を単なる獣害ではなく、人口減少や山村の衰退といった社会構造の変化の結果だと指摘する。人と自然の関係が大きく変わった現在、これからの社会をどのよに考えればよいのか
都市と森林の密接な関係/流域を知り、森林を守る/都市と森が支え合う

特集は以上です(p7-13)

ただ、特集以外にも、本雑誌には以下のような森林関係の記事がたくさん

森を感じる暮らしや関わり方を聞かせてくださいーP14
竹に親しみ、竹を味わう。竹山はさ里山の資源ーp16-19
森林環境税て何?ーーーp21

ご興味のあるかたは、生活クラブ生協会員向けの雑誌なので、入手するのは生活クラブ生協に入会するのが一番ですが、近くの知人が会員なら、見せてもらってくださいね。そういう方がいなければ、問合せページから相談ください。

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クマの被害をきっかけに、人と森の関係について、特に都市の市民の方々が、色々考えるようになってきていますね。

(生活と自治の特集の切っ掛け)

今回編集責任者に、特集を組んだ理由をうかがうと、以下の通りでした

「特集はおおよその月次のテーマを年間で決めており、7月は環境関連をテーマにするこが多いのが理由の1つです。

 また、1月号の森達也さんのコラムでクマ問題に言及された記事に、読者から多くの反響がありました。 その反響もみて、単に獣害問題ではなく、生態系、地域づくりの問題として深掘りしたいという意図から企画しました」

クマを入り口にして、森林のと人との関係がひろがっているのですね。

山側でも「森業キックオフ・フォーラム―森と人、山村と都市をつなげる森業の可能性ー」など同じテーマで情報発信が 始まっています。

丁度良い良いタイミング!先進事例を勉強部屋でもフォローしていきます。

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