企業による森林とのかかわり方と可能性-森林づくり全国推進会議・森林x脱炭素チャレンジ2023など(2023/11/9)

10月4日に開催された、企業による森林との関わり方と可能性というイベントが、都内であったので顔を出ししてみました

2部構成で、
第1部森林x脱炭素チャレンジ2023表彰式(林野庁主催)
第2部第2回森づくり全国推進会議・シンポジウム(森林づくり全国推進会議主催)
です

ネット上にしっかりと情報が拡散されて、内容がたっぷりなので、全部は紹介しきれませんが、概要をご紹介し、次への課題みたいなことを見ていきたいと思います。

(森林x脱炭素チャレンジ2023表彰式)

林野庁で、2022年から、森林づくり活動等を通じて、カーボンニュートラルに向けて努力する企業等の取組を顕彰してていいます。本年は2回目の脱炭素チャレンジ2030) この受章者の表彰式でした。

右の図にあるように受章者には、NTTドコモとかコカコーラだとか、大企業がいますが、内容はネット上の受章者レポートをみていただくとして、グランプリは・・

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受章者名は「和の会(株)明和不動産/(株)明和不動産管理/小国町(熊本県)(株)ATGREEN(※共同応募)

•活動内容は「地元不動産企業等、熊本県小国町、クレジット販売仲介者との間で、J-クレジットを活用した森林整備の推進に向けた協定を締結。•協定のもと、クレジットの売却益を活用して、豪雨被害を受けた森林作業道の復旧を継続的に実施し今後の整備につなげるとともに、会員企業には、森林への関わりや取組の成果を実感してもらうため、間伐材を活用したノベルティ品を提供。」

木を使う住宅業者が主役だということがポイントですね。

森林づくり全国推進会議の関連活動

第二部は、「森林づくりを通じたSDGsやカーボンニュートラルの実現に取り組む企業・団体の輪を拡げる・・・」ため昨年結成された「森林づくり全国推進会議」、の第2回会議、とシンポジウムがありました

経団連、全国知事会などが実行委員会を構成し、会員、205団体の4割を企業が占める、企業と森林づくりをすすめる国民運動をすすめる森林づくり全国推進会議会員一覧表(8月末現在)

会議の活動紹介のプレゼンターは、竹中工務店の鳥取県日南町です。

(竹中工務店の森林グランドサイクル活動)

木材をうまく使って二酸化炭素を固定する森林サイクルの活動に加え、地域の産業を進行し、森づくりの研修や人づくりをする「森林のグランドサイクル」と読んで、森林の対する活動の進展(こちらにプレゼン資料が掲載されています)

(日南町の森とひとづくりによる循環型林業)

日本一濃密な新rン教育を目指す森林教育プログラムと、Jクレジットの販売推進>(こちらのプレゼン資料が掲載されています)

(今後の課題は何かな?)

森林と企業との関係は、企業の環境パフォーマンスなどの開示が大切になっている中で、カーボンニュートラルだだけでなく、生物多様性もふくめたグローバルな環境目標との関係で、ますます大切になってくるでしょう。

また、森林のしっかりした管理が、行政に任せておくだけでは旨くいかないという事実が、生物多様性の愛知目標の管理の過程などで、すこし明らかになってきました。

是非企業や市民が、この木材の来歴はどうなっているかな?しっかり手続きが踏まれたクリーンウッドか?皆伐跡地の再造林などができているかな?その辺をフォローする関係を是非構築していってほしいと思います。

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