オフィスから森林を救うー東京からの国産材を活かす繋げるMOCTION(2021/3/15) |
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東京都が国産材の魅力発信拠点MOCTIONを開設した(昨年12月)というので、気になっていました。東京に多摩産材だ!というだけでなくいよいよ首都圏に国産材!!新宿パークタワービル5階 たまたま、3月7日土曜日の昼、(自転車で)新宿に行く用事があったので、訪問しました。 甲州街道沿い都庁の隣にそびえる、新宿パークタワ―ビル(東京ガスグループが所有者:そういえば、このあたりに大昔(昭和の中頃)、大きなガス貯蔵施設があったっけ?)。その3階から7階までリビングデザインセンターOZONという建築関係のショウルーム群のようなスベースがあり、その一角5階の一番奥のいいところ?に「国産木材の魅力発信拠点MOCTION」ありました!。(少しここにたどり着くまでに時間がかかりましたが、もう大丈夫) 120m3ほどの空間が二つに仕切られていて、左側は「国産材のオフィス空間」右側は、「国産材の普及PR空間」(右の図) 右側の普及空間スベースはこの日は青森県の関係者でつくっているSOMA青い森という団体が、企画した展示会をしていました。(3月一杯まで) 『新宿リビングデザインセンター OZONE で青い森を・・・』 3月新宿にてSOMAシリーズ全5点が長期展示 説明される方が数人いて(いった時は昼休みだったので1名)丁寧に説明してくれました。名刺も交換。それに基づいて概要説明します (ターゲットはオフィス) 左が、チラシの冒頭のメインメッセージ。 「いつの間にか途切れてしまった都市と森林との繋がり、あなたと木々との繋がりを、MOCTIONの活動を通じて、まずはオフィスから取り戻していきたいと私たちは考えています。」 家づくりでなく事務所から。 ターゲットを多くのビジネス関係者のオフィスにしぼって、事務所に国産木材を! わかりやすい戦略ですね。
右の写真は配布された冊子の表紙で、ネット上にも掲載されているので、MOCTONの一部なのかと思っていましたが、これは、東京都公文書館の写真だそうです。 オフィス空間をこうしたらいろいろ話がはずむんでないですか?という例示なんですね(多分)。 (新しい東京モデルー隈研吾館長のメッセージ) 上記の筋書を理解するときにわかりやすいのは、MOCTIONの館長(なんだそうです)の隈研吾さんのメッセージ。 是非こちらをそうぞ隈研吾のMOCTIOM つまみ食いします 「20世紀の都市ってある意味、超高層のニューヨークモデルでずっときて、世界中に広まったわけですよね。それに対するカウンターとして、東京の新しいモデルを立ち上げることができれば、21世紀の色んな都市のモデルになる可能性も十分あると思いますね。」 「これからの建築は、形を競うというよりも、空間の持ってる基本的な質感を楽しむとかね、そういう時代になってくる。その時、木質化っていうのは、単なるデザイナーのクリエイションや美観の問題じゃなくて、社会全体の健康化みたいな問題に関わってるという意識を持ってほしい。 日本の木の使い方って、トータルなシステムとして凄いと思っていて、木のどの部分を使うかっていう「木取り」みたいなところから、ある種洗練されたシステムを持ってる。そこを担ってるのが林業や木材産業の人たちなんで、そういう意味でも、ぜひ誇りを持って進めてほしいなって思います。」 林業や木材産業の人たちに向けた、すごい応援メッセージでもあり、重い課題も提起されていますネ。(がんばれ、がんばろう。) (MOCTIONしよう!?) 「MOCTIONが開設された」、というのが初めのMOCTIONという言葉との出会いだったので、新宿に開設された施設のことなんだと思ていました。 が、いろいろ話を聞くうちに、「隈研吾のMOCTION」?「みんなでMOCTIONしよう!」? MOCTIONという言葉がどんどん広がっていく過程なんですね。 一歩広がった都市と地方の森林のコミュニケーションの具体的な活動。 勉強部屋でもMOCTION始めます。是非フォローしてまいります。時々新宿に自転車で行く用事があるので。 junkan3-21<MOCTION1> |
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