グリーンインフラと森林ー第3回グリーンインフラシンポジウム(2022/4/15)

森林政策との関係が少し気になっていた、グリーンインフラの話。グリーンインフラと森林ーグリーンインフラ運動の進展(2020/7/15)

たたまた、茨城県の最南端守谷市の森林と緑のことを調べる機会があり、この市が、昨年第一回グリーンインフラ大賞を獲得という話を知りました。

茨城県守谷市における官民連携による戦略的グリーンインフラ推進プロジェクト

少し関連が生まれてきた、グリーンインフラの官民連携プラットフォーム第3回シンポジウムが開催されたので、ズームで出席しました。

1日目 3月14日【YouTube ライブ配信URL】  2日目3月15日【YouTube ライブ配信URL】
 
開会あいさつ
二宮 雅也 氏 グリーンインフラ官民連携プラットフォーム会長
経団連自然保護協議会会長

第2回グリーンインフラ大賞「国土交通大臣賞」表彰式

基調講演
涌井 史朗 氏 グリーンインフラ官民連携プラットフォーム会長代理
東京都市大学環境学部特別教授


特別講演
山井 梨沙 氏 株式会社スノーピーク代表取締役社長
パネルディスカッション
テーマ:グリーンインフラの社会実装に向けて
<コーディネーター> 福岡 孝則 氏
<パネリスト>
小笠原 奨悟 氏 パシフィックコンサルタンツ グリーン社会戦略部 課長補佐
佐藤 留美 氏 特定非営利活動法人 Green Connection TOKYO 代表理事
高橋 富美 氏 褐嚼ン技術研究所 東京本社 都市部 次長
竹内 和也 氏 エコッツェリア協会((一社)大丸有環境共生型まちづくり推進協会)専務理事
地引 汰一 氏 東京農工大学大学院 農学研究院
南崎 慎輔 氏 茨城県守谷市役所 市長公室企画課 企画・統計グループ
政金 裕太 氏 潟Oリーン・ワイズ コミュニティグリーン事業部 デザイナー
和田 紘希 氏 国土交通省 総合政策局 環境政策課 課長補佐
 関係府省庁の取組の紹介 国土交通省・環境省・農林水産省
各部会の活動報告
<企画・広報部会> 福岡 孝則 氏 企画・広報部会 部会長
西田 貴明 氏 企画・広報部会 部会長
<技術部会> 中村 圭吾 氏 技術部会 部会長
<金融部会> 北栄 階一 氏 金融部会 部会長

会員セッション(予定) 〜会員からの取組紹介〜
環境影響評価手続をきっかけとしたグリーンインフラ導入の取組
重吉 実和 氏 中央復建コンサルタンツ(株) 環境・防災系部門 環境グループ プロジェクトマネージャ
市民とつくるグリーンインフラ、ランドスケープデザイン
金清 典広 氏 高野ランドスケーププランニング(株) 代表取締役
ゼロエミッションパーク(ZEP)への取り組み
大西 竹志 氏 (株)日比谷アメニス 環境エネルギー部 課長
雨水利用とグリーンインフラ
金内 敦 氏 東急建設(株) 環境技術部 兼 技術研究所
日建連委員会の取組と清水建設のGI事例紹介
橋本 純 氏 清水建設(株) 環境経営推進室グリーンインフラ推進部長
海外の事例に学ぶグリーンインフラ
川合 史朗 氏 (株)創建 取締役 副社長

上記が二日にわたるシンポジウムのプログラムで、記載されているように、すべてのプログラムがユーチューブ中で公開されています。(私自身も全部見ているわけではありませんが)

すべてを紹介することはできませんが、第一回も伺いました、涌井会長代理の基調講演は、インパクトがあります。

(涌井副会長の基調講演ーNbS(Nature-besed Solusin)の時代とグリーンインフラーポストコロナは自然共生)

タイトルは明示されていないんですが「NbS(Nature-besed Solusin)の時代とグリーンインフラーポストコロナは自然共生と人々の共創の文明へ:シンクロする新たな都市や地域・・・」

1時間の基調講演を正確にここで、説明することはできませんが、中世が近世、近世が近代、の変換たときにどちらもパンデミック(感染症の世界的な大流行)が関与しているんで、今回のCOVIT18の次の次の社会い転換する。

そのキーワードがグリーンインフラだ。パンデミックはエゴロジー(涌井さんの造語だそうです)からエコロジーへの転換

といった趣旨の話をされました。ご本人は余談だと言われましたが。幾つかキーワードを拾いました

 古い社会   新しい社会 
 産業革命
工業化社会
情報社会初期型
成長型社会

防災・減災
 →  x型(環境)革命?
ソサイアティ5.0型

成熟型社会

備災・克災

(グリーンインフラは「社会益共通課題に対する包摂性の高い多面的効用」)

最後の方のコマで、涌井さんが標記のタイトルで「グリーンインフラの効能」をまとめた一節を紹介しておきます。

@突発的で激甚化し、しかも予見しがたい気象災害や地震災害などを緩和する要素として働く、
A近未来の社会は幸福度を尺度とした成熟社会を希求する→癒しと安心という二大要因プラス新しいライフスタイルの導入による魅力
B新たな「共(コミュニテイ)」を構築する社会に最も有効な媒体となる
Cとりわけ災害などを含めた緊急時に、避難や延焼防止をふくめて、ハード・ソフト両面から効用が極めて大
D高齢社会の中で、ひきこもらず心も体も元気な高齢者を社会的位置づけられる
Eあらなた産業社会で(第4次産業革命)に負の要素として働くと懸念されるストレスマネージメントに有効
F国際的都市間競争に打ち勝つ地域創生の必要性が
G地域の自然の魅力を磨き、インバウンドを含めた観光交流を産業化し、次いで交流から対流の方向に結びつく政策を誘導
H人間は生物であり、生命現象により支えられている。0:1の数学的解による判断は、シー、ムレスに時間とともに歩むアナログな生命体の人間であるがゆえに、心理的適合を起こしやすい

前回の話の中でもキーワードとなっていた危機に対する緩和(鉄壁の防御)だけでなく適用(柳に風)を。(緩和系が@あとは、適応系?)

森林と社会との関係は新しい時代の中に入っていくという、視点をもって、行く必要があると思います。

最初に守谷市での一度話をすることになっているんで、そんな中でも念頭において、起きたいと思います。続きはまた

junkan6-12<GISympo3>



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