2023年林業経済学会秋期大会コレクション(2024/1/11) (1/16修正)

11月24-25日に、林業経済学会2023年秋季大会がはじめて、琉球大学で開催されました。

全体を俯瞰することはできませんでしたが、気になる報告をつまみぐいします。

林業経済学会の関連ページプログラムと、報告の要旨集が4部に分けて、公開されています 自由論報告A   自由論題報告B  自由論題報告C-1  自由論題報告C-2

 発表者  標題 関連情報 注目点
次世代の森林に向けたガバナンス
新永智士(宮崎大)ほか 循環型林業の確立に向けて期待される主伐・再造林期の森林組合の役割:宮崎県内8森林組合の事例分析 要旨集A07 間伐から主伐への契機、奥地化にともなう課題
 福田淳(林野庁)ほか 森林経営管理制度の課題:アンケート調査の結果から 要旨集A08
プレゼン資料
8割が回答した市町村アンケート結果。集積計画の課題
江田星來(筑波大)ほか 森林経営管理制度におけるセンター設立による広域連携:愛媛県南予流域を事例に 要旨集A09 市町村の広域連携の可能性
山下詠子(東京農大) 東京都多摩地域における森林整備の現状 要旨集A10 大都市近郊森林整備のボランティアの役割
 藤掛一郎(宮崎大)  森林所有者アンケートによる再造林率の分析:宮崎県下8市町の伐採届を用いて 要旨集A12
プレゼン資料
 森林所有者の属性等と再造林率の関係
森林と市民・企業の関係  
岩永青史(名古屋大)ほか 森林認証を取得・継続する要因の分析:東京五輪の影響を中心に 要旨集B14
プレゼン資料
大きなイベントの需要喚起のインパクトが効果的
 平原俊(東京農工大) 自然環境の保全・利用にかかわるNPO法人の活動および経営の実態:関東地方の法人を対象としたアンケート調査から 要旨集A11 森林に関する市民団体の広範な調査、
岡裕泰(森林総研) 割引現在価値による森林評価と技術・経済変動および技術制約の影響 -取引価格、将来への期待と割引率- 要旨集A14
プレゼン資料
森林投資を見据えた評価要素と評価方法
 樋熊 悠宇至(森林総研)  欧州材製品の輸入が国産材製品の需要に与える影響に関する定量的分析 要旨集A15  欧州材製品の輸入が国産材製品の需要に与える影響
森林と地球環境・カーボンニュートラル
前川洋平(北海道総研)ほか 都道府県の地球温暖化対策計画における指標としてHWP(伐採木材製品)の活用可能性 要旨集A13 木材利用の炭素固定量評価の可能性
井上真(早大)  インドネシア版OECMの法制度面での課題 要旨集C11 熱帯林大国の生物多様性条約への取組
堀靖人(森林総研)ほか 森林の生態系サービスに対する支払いとしての自然保護契約 ドイツ、バイエルン州の森林における自然保護契約プログラムの実際 要旨集C13
プレゼン資料
自然に近い林業の実践
その他
 安村直樹(東大演)  県産材指定要件がもたらす木造住宅における木材利用の違い -木拾い表を用いた分析- 要旨集A03 県産材利用のネックは?
奥山洋一郎ほか(鹿児島大学) 九州におけるふるさと納税の林業関連返礼品の現状 要旨集B07 出品数は少ないが各県に林業関連返礼品
鈴木 春彦(豊田市) 森林・林業の担い手確保にかかる市町村施策の展開過程と人材・体制 -北海道厚真町を事例として- 要旨集B09 地域村おこし協力体制度と市町村フォレスター

gakkai<rinkei2022>



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