2022年林業経済学会秋期大会コレクション(2023/1/15)

12月2-5日に、林業経済学会2022年秋季大会が久しぶりにリアルに開催されましたat京都大学。

全体を俯瞰することはできませんでしたが、気になる報告をつまみぐいします。

林業経済学会の関連ページプログラムと、報告の要旨がとして3部に分けて、公開されています 自由論報告A(4.7MB)   自由論題報告B   自由論題報告C

 発表者  標題 関連情報 注目点
企業の環境志向と森林木材
長坂健司(東京大)ほか 製紙企業によるサステナビリティ情報の開示戦略 要旨集B7 SDGsの指標にもとづき、開示情報分析
 堀靖人(森林総研)ほか ドイツの森林組合と林業連合の木材販売をめぐる動向 要旨集C2 川中の大型化に対応する川上戦略成功事例
藤原敬(林業経済研究所) 企業による森林づくり:脱炭素経営に向けた取組と森林の吸収量への関⼼ 要旨集C5
プレゼンデータ
企業環境情報開示動向と森づくりへの接近
林業の成長産業化と補助金・公的助成  
竹中昂平(京都大) 原木生産および製材に対する補助金の余剰分析 要旨集A5
プレゼンデータ
川中補助金の出し方による市場の変化
 吉村武広(岩手大)  地方森林環境税導入団体の一考察―長野県森林づくり県民税を中心に 要旨集A6
プレゼンデータ
 2008年から先行税の評価
江田星來(筑波大)ほか 森林経営管理制度における広域連合の役割:長野県木曽郡を事例に 要旨集A7 複数市町村の連ーポジティブな事例紹介
 森一真(滋賀県立大)ほか  森林環境譲与税を活用した事業が経済・環境へ与える影響:経済波及効果と環境便益の推定 要旨集A8
プレゼンデータ
複数の事業・町村の経済的・環境的効果を算出比較
海保直紀(北海道大)  北海道の市町村における森林環境譲与税の運用実態 要旨集A9
プレゼンデータ
 先進地北海道での調査、管理体制に問題
 鈴木春彦(豊田市)  市町村における施策体制と自治体特性等の関係 要旨集A10 川上川下の施策分野による体制の方向性 
 高橋卓也(滋賀県立大)ほか 自伐伐林業者と森林組合の関係性に関する研究:全国アンケート調査から 要旨集C6
プレゼンデータ
非組合員も含めて森組の支援可能
多田忠義(農林中金)  中山間地域における所有山林の管理と継承意向に関する⼀考察 要旨集C7 小規模所有者の管理継承方法の確立が喫緊の課題
次世代森林に向けたガバナンス
藤掛⼀郎(宮崎大) 1890年から2020年までの長期にわたるスギ人工林経営の収益性評価 要旨集A4 造林投資判断と補助金
横田康裕(森林総研九州) 熊本県におけるセンダン植林普及モデル構築の取組 要旨集A13
関連資料P25-6
国産早生樹の拡大条件
石崎涼子(森林総研)  林業普及事業おける知識・技術の変遷 要旨集A14  日本型フォレスターの課題
松本滉成(東京農工大)ほか 拡大造林の政策および統計の再検討:所管別・地域別の視点から 要旨集A15 戦後植林の対象地の分析
上野竜大生(九州大)ほか  戦後の東北地方ではどこに木が植えられたのか?:1960年世界農林業センサスを用いた人工林植生履歴の復元 要旨集A16 都道府県別 山林以外の植林、林種転換の比率

gakkai<rinkei2022>



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