2012年林業経済学会秋季大会から(2013/2/24)

昨年の11月10-11日に、林業経済学会の秋季大会が東京農業大学世田谷キャンパスで開催されました。あいにく主催する違法伐採国際セミナーの当日とかさなり、出席をすることはできませんでしたが気になる学会なので、ウェブ上に掲載された情報から興味のある報告について報告者にお願いして報告のつまみ食いをします。

発表者 要旨(学会ホームぺージへのリンク) 関連資料 備考
海外の林業動向に関係する報告で日本の政策に関係の深い報告
堀靖人(森林総研) ドイツにおける木材取り引きの大口化−シュバルツバルト地域の事例−(既報) 発表データ 話題のドイツ林業ポイントは原木調達ルート
高橋卓也ほか 米国における外国人森林所有の実態および対応する規制 発表データ 外国人による森林所有かなりの先例
山本伸幸 フィンランドにおける森林管理賦課金の成立と展開 発表データ 森林所有者に対する賦課金の歴史
木村憲一郎(岩手大学)ほか 林業先進国との比較による我が国森林行政の課題
地方を重視した施策実施の先例
 相川高信(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)  エネルギー自治研究からの森林・林業ガバメント/ガバナンス論への展開 発表用データ エネルギー自治の検討過程レビューの森林政策への含意
国際競争力を持つ人工林材の供給に関する報告
 嶋瀬拓也(森林総研)  合板用素材の需給に関する経済地理学的検討 発表用データ 合板工場の内陸部立地の背景
 大塚生美(林業経済研究所)ほか  木材加工工場の大型化にともなう原木集荷の現局面 発表用データ  原木調達の新たな流通システム構築の事例調査結果
環境問題とビジネスの関係
 小川繁幸ほか 森林・林業分野のCSR活動に対する企業の意向と課題−東証二部、大証二部等の上場企業を対象としたアンケート調査から−    
海外の林業
 岩永青史(筑波大学)ほか  インドネシアの木材加工産業における原木調達の動向−ジャワおよびカリマンタンの事例− 発表用データ  インドネシアにおける木材資源供給力の限界

gakkai <rinkei2012>


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