UNFF第3回会合主な決議内容

森林の経済的側面

l         国内森林法の施行と木材の違法貿易に関する早急な行動を呼びかけ

l         コンゴ・ベイスン森林パートナーシップやアジア森林パートナーシップのようなパートナーシップの形成を奨励

l         関連の国際機関と各国等が協力して、自主的な森林認証及びラベリングの取組を促進

森林の健全性と生産力

l         分野横断的な予防・回復策を講ずるなど、森林の健全性と生産力の維持に向けた統合的な方策の推進を奨励

l         持続可能な森林経営の基準・指標を活用しつつ、森林の健全性に関する信頼できる情報やデータの収集・分析・普及を継続するよう奨励

現在及び将来のニーズを満たすための森林被覆の維持

l         森林の減少・劣化を食い止めるための取組を強化するよう各国に求めるとともに、国際協力の重要性を再確認

l         木材や非木質林産物の長期的な需給予測の取組強化を奨励

l         荒廃地等への植林を含め、新規植林・再植林の推進を奨励

l         長期的な森林計画への持続可能な森林経営の基準・指標の統合を奨励

協力の促進と政策・プログラムの協調

l         森林に関する協調パートナーシップ(CPF)によるUNFF及びそのメンバー国に対する支援の継続を要請

アド・ホック専門家グループ

l                次の3つのアド・ホック専門家グループを設置。

(i) モニタリング・評価・報告の手法

(ii) 資金及び環境に優しい技術の移転

(iii) 法的枠組みの要素

l         上記(i)(ii)については各30名(6カ国×国連5地域)の専門家で構成。(iii)については参加人数の制限なし。そのほか、国際機関、NGO等がオブザーバー参加。

l         上記(i)(ii)についてはUNFF 第4回会合の3ヶ月前までに会合を開催。(iii)については、UNFF 第4回会合の前に準備会合をニューヨークで開催するとともに、同第4回会合後に本会合を開催。

l         上記(iii)の作業に際し、各国は、2004年1月31日までに法的枠組みのあり方等に関する意見をUNFF事務局に提出。

UNFF第4回会合

l         2004年5月3〜14日、ジュネーブで開催

l         議題は、森林に関する伝統的知識、森林に関する科学的知見、森林の社会的・文化的側面、モニタリング・評価・報告と用語・定義の明確化、持続可能な森林経営の基準・指標な