平成１４年３月１８日
林　　　野　　　庁

平成１４年３月４日〜１５日に米国・ニューヨーク国連本部で開催された本会合の結果概要は以下のとおり。（３月１３日、１４日は閣僚レベル会合。）

１．参加国等

・コロンビア，南アフリカ，インド等の林業担当大臣，その他日本（注），米国，英国，ロシア，中国，ブラジル，インドネシア，マレーシア，ガーナ等約１２０カ国及びＥＣ（欧州委員会）の代表
・国際機関（ＦＡＯ，ＩＴＴＯ，世界銀行等），環境ＮＧＯ等
（注）閣僚レベル会合には、我が国から，朝海特命全権大使（国際貿易経済，地球環境問題担当）を代表として，林野庁から米田次長，環境省から山田審議官，他関係者が出席。

２．会議の目的

　本年８−９月開催予定の「持続可能な開発に関する世界首脳会議」（ＷＳＳＤ：通称ヨハネスブルグ・サミット）に向けてのＵＮＦＦからのメッセージ等を内容とする「閣僚宣言」をまとめ採択すること等を主な目的として開催。

３．結果概要

（１）以下の項目を含む閣僚メッセージがＵＮＦＦより「持続可能な開発に関する世界首脳会議」（ＷＳＳＤ）準備会合へ伝達されることとなった。
○森林の多様な便益を重視し、貧困撲滅、食料安全保障、安全な飲料水の確保等に不可欠な手段として持続可能な森林経営を推進すること。
○持続可能な森林経営を国際的政治課題の優先事項として位置づけること。
○森林法規の実行，林産物の違法な国際貿易に対処する取組を実施すること。そのための人材育成等の国際協力の実施。
○森林での持続可能な伐採の達成、及び、持続可能でない伐採に対処するための取組を実施すること。

（２）また、閣僚レベル会合参加国は、２００５年のＵＮＦＦ第５回会合において再会し、ＵＮＦＦの活動を評価することに合意。

（３）ＵＮＦＦ第３回会合を平成15年5月26日〜6月6日にジュネーブで開催。

問い合わせ先： 林野庁計画課海外林業協力室　柱本、上本 　　　　　　　 TEL:　03-3591-8449 (直通)、03-3502-8111 (内線6212, 6213)