プレスリリース

平成13年6月26日
林    野    庁

   

国連森林フォーラム第1回会合(UNFF1)の概要

1.日程   平成13年6月11日〜6月22日

2.場所   国連本部(ニューヨーク、アメリカ合衆国)

3.参加国等

国連加盟国等約90カ国のほか、多数の国際機関、NGOが出席。我が国からは林野庁、外務省、環境省から担当官が出席した。

4.UNFF1における主な検討項目

今後5年間のUNFFの活動計画(多年度作業計画)の作成。

5.結果概要

(1)今後第5回会合までの協議の検討項目が別紙の通り決定した。

(2)IPF/IFF行動提案等、これまで合意した取組を進めるため、各国が行動計画を作成し、実施状況を報告していくこととなった。

(3)関連国際機関が「森林に関する協調パートナーシップ」を構成し、UNFFの活動を支援することとなった(下記参照)。

(4)UNFF第2回会合を平成14年3月4日〜15日にサンホセ(コスタリカ)で開催し、この期間中に閣僚レベルの会合を開催することとなった。  

(参考)「森林に関する協調パートナーシップ」を構成する国際機関

生物多様性条約事務局(CBD)、国際林業研究センター(CIFOR)、国連経済社会局(DESA)、国連食糧農業機関(FAO)、国際熱帯木材機関(ITTO)、国連開発計画(UNDP)、国連環境計画(UNEP)、世界銀行、地球環境ファシリティー(GEF)、砂漠化対処条約事務局(CCD)

 

問い合わせ先: 林野庁計画課海外林業協力室 柱本、上本
       Tel: 03-3591-8449(直通)、 03-3502-8111(内線6212,6213)

 


(別紙)

 

UNFF多年度作業計画の概要(今後の検討項目)

1.各会合の重点検討項目

○第2回会合(平成14年)

森林の減少・劣化への対策、森林保全・保護、森林の少ない国の森林回復と保全の戦略、荒廃地の復旧と植林等の推進

○第3回会合(平成15年)

森林の経済的側面、森林の健全性と生産性、現在及び将来の需要に応える森林面積の維持

○第4回会合(平成16年)

国民参加の推進、森林に関する伝統的知識、森林に関する科学的知識、森林に関する社会・文化的側面、モニタリング・評価・報告、持続可能な森林経営の基準・指標

○第5回会合(平成17年)

活動状況のレビューと将来の行動のための決定、条約についての検討    

2.各会合共通の検討項目

(1)IPF/IFF行動提案等の実施手段

資金、技術移転、人材育成

(2)その他の共通検討項目

利害関係者との対話、国際機関間の協力、各国の経験と教訓、新に発生した政策課題、会合と会合の間に行った活動の報告、モニタリング・評価・報告、行動計画の実施、国民参加、国家森林プログラム、貿易